by the minute は?―⏱―#つぶやき英単語 1360

(2021.5.3)

The situation is getting worse by the minute. なら
「状況は刻々と悪化している」です。

このような文で by the minute は『分ごとに、刻々と』を意味します。

iOS(iPhone)絵文字⏱の画像

これは、時間の単位を変えても使えます。
The problem becomes more serious by the second.
「問題は刻々と深刻化しています。」
The countermeasure options are becoming fewer by the day.
「対策の選択肢は日に日に少なくなっています。」など

なんか、例文が悲観的な感じになるのは
Pandemic Golden Week にせいかもしれません。


aqua regia ? 何それカッコいい―💧― #つぶやき英単語 1359

(2021.5.2)

aqua regia は『王水』です。
(発音は άːkwə ríːdʒ(i)ə)

語源は「王の水」の意味のラテン語だそうです。

💧

Collins English Dictionary でのaqua regia の説明は次の通りです。

a yellow fuming corrosive mixture of one part nitric acid and three to four parts hydrochloric acid, used in metallurgy for dissolving metals, including gold

「硝酸1と塩酸3~4の混合物で、金を含む金属を溶解するために冶金学で使用される黄色の発煙性腐食性物質」

nitrohydrochloric acid 硝塩酸とも言います。

これ、金属材料の組織観察用エッチング液としても使われています。
というか、僕はけっこうお世話になってます。

🏅

王水 aqua regia は金や白金などの貴金属を含む多くの金属を溶かすことができるため、
錬金術師 alchemist がこのように命名したらしいです。

aqua regia のかっこいい語感は、古の錬金術 alchemyの残り香なのかもしれません。
(中二病の香りかもしれないけれど。)


complexity bias は何?―🧩―#つぶやき英単語 1357

(2021.4.28)

complexity bias という言葉が、
オンライン英会話の先生との会話の中で出てきたんですけど
「複雑な概念を過度に信用してしまう論理的誤り」とでもいうのでしょうか。
あるいは「単純なことより、複雑なことの方を好んだり、正しいと思ってしまう」ようなことだと思います。

この言葉で検索すれば英語の記事が出てきます。
例えば
Complexity Bias: Why We Prefer Complicated to Simple
「Complexity Bias : なぜ私たちは単純さより複雑さを好むのか」
など。

🧩


でも、英和辞典で引いても出てこないんです。直訳なら「複雑性バイアス」なんでしょうが、日本語として使われてるのか、今のところ確認とれていません。

ただ、この言葉の意味するようなことは確かにあると思います。
複雑な方が、単純なものより良いように思う傾向は割と普通じゃないでしょうか。
そもそもcomplexity bias とか難しい専門用語使った方が、もっともらしく聞こえたりするのもそういうことですよね。

the Streisand effect は?―♬―#つぶやき英単語 1354

(2021.4.21)

Streisand effect 『ストライサンド効果』という言葉知っていますか。
「ある情報を隠したり取り除こうとすることで、かえってその情報を広く拡散させてしまうことになる現象」なんですね。

この言葉は、歌手・女優のバーバラ・ストライサンド Barbra Streisand に由来したものだそうです。


バーバラ・ストライサンドは、彼女の豪邸が映った航空写真があるWebsiteに載ったことで、その削除と賠償金を求めた裁判を起こしたんだそうです。ですが、この写真は海岸線の変化を調べるために撮られた公共的な物だったんで、彼女の敗訴となりました。その上、この裁判の件が報じられたため、その写真の閲覧数が格段に増加する結果になったんです。(何もしない方がよっぽどましだったんじゃないかな。)

📽

Barbra Streisand は アカデミー主演女優賞もとってますし、作曲でもアカデミー歌曲賞を受けているすごい人です。監督もやってますし。

僕が一番印象に深いのは、主演した映画 The Way We Were (邦題は『追憶』)の同盟の主題歌でしょうか。

make it a point to は?―😾―#つぶやき英単語 1353

(2021.4.18)

make it a point to (do something )は
「必ず~する、~することにしている、~するのを主義としている」という意味になります。不定詞ですから、toの後は原形の動詞です。

make a point of (doing something) でも同様のことを表しますが、こちらは of に続くのは動名詞です。

他に、make it a rule to でも似たような意味になると思います。

✍

例文書きました。
I make it a point to wash hands when I get home.
「私は帰宅した時に必ず手を洗うことにしています」

これを、「決してしないようにしている」にしたい場合、
I make it a point to never talk about people behind their backs.
「私は決して人の陰口を言わないようにしている」
のようにすればいいんですね。

💻

この表現も、オンライン英会話 Bizmates のレッスンで覚えました。
毎日レッスンを受けるのがこの頃の楽しみです。


SAKURA OVAL FORT-🌸―#つぶやき英単語 1351

(2021.4.11)

 熊谷ラグビー場の周辺では、現在、パナソニックワイルドナイツのクラブハウスや宿泊施設の建設が進んでいます。
 4月11日、熊谷ラグビー場でのパナソニックワイルドナイツとヤマハジュビロとの試合のハーフタイムに、このエリアの名称の発表が有りました。(名前を公募してたんですね。)

さくらオーバルフォート SAKURA OVAL FORT です。

(ここはカフェも有って、ホテルも普通に泊まれるみたいです。部屋からパナソニックの練習グランドが見えるとか。)

🏉

で、この名前の横文字部分なんですけど、
oval は『卵形の(もの)、楕円形の(もの)』です。もちろん、ラグビーボールのことでしょう。
fort は『とりで、城砦』という意味なのですね。
この単語の語源は、ラテン語 の fortis 「強い」からだそうです。
ワイルドナイツは野武士を意識したチーム名なので、砦 fort はその本拠地になるエリアに相応しいネーミングじゃないでしょうか。

追記:「さくら」は埼玉の「さ」、熊谷の「く」、ラグビーの「ラ」の意味だそうです。高校生が考えたネーミングらしいんですけど、いい仕事してる!

自作例文です。🙈
 The fort is well defended. 「あの砦の守りはかたい」
     (パナソニックの守備力に敬意を表したつもり)

🎉

 肝心の試合の方は、ワイルドナイツの勝利!
 この結果で、ワイルドナイツはラグビートップリーグ ホワイトカンファレンスの最終順位1位を確定させました。
(この後の最終トーナメントで熊谷での開催は1試合しかないのですが、組み合わせ上、パナソニックが熊谷に戻ってくる可能性が大いにあります。楽しみ。)

vivisectionは?―😨―#つぶやき英単語 1347

(2021.4.3)

vivisection という単語、これで『生体解剖』なんですね。
(オンラインレッスンで教わりました。)

この単語のvivi-の部分が「生きている=alive」を意味し、sectionが「切開」なので
「生きたまま切る=生体解剖」ということです。
dissection 『切開、解剖』という言葉も有るので、まとめて覚えときましょう。

この単語を初めて見たとき、
vivid 『はつらつとした、鮮やかな』を連想したのですが、
あながち間違ってなかったようです。

ただ、vivisection での vividな心臓や血の色まで思い浮かべるのは
やめといた方がいいかもしれません。

今でも理科の授業でカエルの解剖とかやってるんでしょうかね。


いろんな意味のstrain ―🧵―#つぶやき英単語 1344

(2021.3.29)

「所変われば品変わる」なんてこと言いますけれど、
使われる場所・場合によって言葉の意味というのもいろいろ変わるものです。

strain は、ラテン語 stringere 「強く引っぱる」に由来する言葉で、
動詞なら『引っぱる』、名詞なら『張り、緊張』などが一番基本的な意味になります。

引っ張るのイメージから、
『(体の一部を)精一杯働かせる』: strain one’s voice 声を振り絞る
『精いっぱい努力する』:strain oneself
『(無理をして体などを)痛める』:
I strained my eyes by overusing of PC. PCの使いすぎで目を痛めた。
のような表現にも使われます。

これが、材料工学の分野だとstrain は『ひずみ』という用語に相当します。
材料の引張試験時の stress-strain curve は「応力―ひずみ曲線」です。

また、料理など液体を扱う場合には、
strain には『(液体を)濾す』『(かすなどを)濾して除く』という意味にもなります。
Strain the soup to make it smooth. 滑らかにするためスープを濾してください。
のように使えます。
strainer 『漉し器、ストレーナー』というのも、ここから出てきているわけです。

加えて、生物や病原菌や家柄などという話題に関しては、
『種族、血統、家系、(生物の)系統』の意味のstrain もあるんです。
これは『引っ張る』のstrain とは語源も違うそうです。
(「出産、子孫」などの意味が有る古語英語のstrion, streon に由来し、「引っ張る」のstrain の影響を受けて、同じつづりと音になったらしいのです。
詳しくは https://www.etymonline.com/word/strain)

A new strain of coronavirus has spread widely.
「新種のコロナウィルスが広く拡散してしまった。」
などのようにも使われます。

🤤

まあ、いろんな意味が有るということは、何度もおいしいってことですよね。




Savvy?―🤨―#つぶやき英単語 1343

(2021.3.27)

英会話のレッスンで読んだ英文に出てたのが
tech-savvy という言葉。 (初めまして、どうぞよろしく)

tech-savvy は『テクノロジーに精通した』という意味なのですね。

で、savvy は何かというと
動詞なら『知る、わかる』、名詞なら『実務的知識』です。
『精通している』という意味の形容詞にもなり、比較級、最上級は savvier、savviest だそうです。

形容詞と名詞のsavvy の例文自作しました。
 She is well known as a savvy investor.
 「彼女は情報通の投資家として知られています」
We need her financial savvy.
 「彼女の財務の知識が必要です」


savvy は、ポルトガル語のsabe (意味はhe knows)から来ていて、大本はラテン語 sapere (意味はto be wise )とMerriam-Webster の説明が有りました。

ついでに、savvy の動詞での用例ですけど
Savvy ? で『わかったか?』のような使い方ができるんだそうです。
 I’m Captain Jack Sparrow. Savvy? 
「俺はジャックスパロー船長だ。わかったか?」
みたいに、あの映画 Pirates of the Caribbeanの中で使われているんですって。
(へえー)

でも、
Savvy ? はインフォーマルな表現なので使う場面には注意が必要。
わかった? Savvy?

rein もあるんやで。―🐎―#つぶやき英単語 1340

(2021.3.21)

前にrain『雨』とreign 『君臨、統治』が同じ発音ということを書いたんですが、
こういう同音異義語 homonym って基本的に「紛らわしくて面白い」と思うのです。

でね、オンライン英会話Bizmatesのレッスンで、
興味深い英単語の例としてこのrain とreign を挙げたら、
南アフリカ在住のダンディーな先生が「まだまだだな」みたいな感じで
「rein という単語も同じ発音なんやで」
と教えてくれたのですよ。(英語でですけどね)

確かに、おっしゃる通り、
reinは辞書で見てもrain 、reign と同じ発音 (発音記号 réɪn) でした。
これは『(馬につける)手綱』の意味なんですと。
語源は「抑えるもの」の意味のラテン語だそうです。

🏇🏾

ついでに言うと、
rein には『(幼児などにつける)安全ひも』や『統御、抑制』などの意味もあり、
『手綱で操る、制御する』の動詞としても使われるとのこと。

やっぱり、英語の事を聞ける相手がいるというのは、いいです。
勉強になりますね。