airway management は?―👩‍⚕️―#つぶやき英単語 1467

(2021.12.11)

救命救急を扱ったドラマを見ていると気道確保という言葉が出てきます。

英語の airway management は、この『気道確保、気道管理』に相当する用語になります。

Airway management は osmosis.org のサイトでは以下のように説明されています。
Airway management is the assessment, planning, and series of medical procedures required to maintain or restore an individual’s ventilation, or breathing.
「気道確保(管理)とは、人の呼吸を維持または回復するために必要な評価、計画および一連の医療処置のことです。」

アメリカの高校の生徒が救急処置の指導を受けたという2018年のツイートの中にも、
airway management が言葉として出てきていました。
これは、ためになる特別授業だと思いますが、残念ながらパンデミックのせいで、
こういうことはしばらくできないかもしれません。

当然ながら、この場合のairway は『気道』で、Oxford の辞書での定義は、
The passage by which air reaches a person’s lungs.
「人の肺に空気が到達するための通路」となっています。

この他に、airway には『航空路、航空会社』の意味も有ります。
(だから、知らないで airway management って聞いたら、航空会社の経営の話と思ってしまうかも。)

windpipe は?―👄―#つぶやき英単語 1466

(2021.12.10)

windpipeは直訳なら「風の管」ですが、体の一部です。
さて何のことでしょう?

答え:windpipe は『気管、のど笛』のことなんですね。
(ちょっと楽器関係かと思っちゃいました。以前、wood wind 木管楽器について書いたからかな。)

ただし、工学分野ではwind pipe 『風管』という用語も有ります。これは、空気を通すための管部分で、air duct エアダクトが類義語らしいです。

また、『気管』には trachea という訳語も有ります。
こちらの方が解剖学用語っぽいでしょうか。

例文です。
I felt like something was stuck in my windpipe.
「気管に何かが詰まっているような感じがした。」

いや、呼吸できないと大変だから、気をつけましょうね。


at the end of the rainbow は?―🌈―#つぶやき英単語 1465

(2021.12.7)

虹の端が地面に接する所に黄金入りの壺があるんですって。
まあ、そういうお話・伝説ということですが。

英辞郎に出ていた例文です。
Too many people thought there was a pot of gold at the end of the rainbow.
「一獲千金を求める人が多過ぎた。」

at the end of the rainbow は『欲しいけれども手の届かない』で
pot of gold at the end of the rainbow は『夢のような大金(幸運)。見果てぬ夢』の意味になるそうです。

それもこれも、元はと言えば「虹の端にある黄金の入った壺」の伝説から来ていることなんですね。

🌈


他にも、Chasing rainbows という表現をオンライン英会話Bizmates の動画で見ました。この虹を追いかけるというのは、『非現実的な夢や目標を追いかける』ことで、
Stop chasing rainbows. なら「現実を見なさい。」になるそうです。  

先週、虹が出てたので写真撮ったんですけど、なんか送電線のあたりに虹の端っこが有りそうな・・・。
黄金の入った壺はあの辺に有るのかもしれません。

co-opとcoop は?―🐓―#つぶやき英単語 1463

(2021.12.3)

co-op は cooperative 『協同組合』のことで、特にconsumer cooperative 『生活者協同組合』でお馴染みですね。この発音は「kóuɑ̀p コウアプ 」だそうです。

他に発音が「kúːp クープ」の coop という単語が有り、
『(鶏)小屋、狭苦しい場所、かご、囲い』の意味になります。
発音は「kúːp クープ」です。

オンライン英会話のレッスンで chicken coop という形で出てきてました。
文脈で『鶏小屋』と想像がつきましたが、場合によっては生協と紛らわしいかもしれません。

無理やりco-op とcoop を入れて例文を作ってみました。
The eggs collected in this coop will be shipped to the co-op.
「この小屋でとったたまごは、生協に出荷する予定だ。」

🐓

この coop は、俗語としては『刑務所』の意味でも使われるようです。

(日本語でも留置所のことを豚小屋とか言うものね。)

you name it は?―👍―#つぶやき英単語 1462

(2021.12.1)

you name it は、物を列挙した後につけて『何でも、どんなものでも』の意味を表す口語的表現だそうです。

Wiktionary の説明だと
Used, often after a short list, to show that further examples are unnecessary; all kinds of things
「しばしば短いリストの後で、それ以上の例が不必要であることを示すために用いられる;あらゆ種類のもの」
だそうです。

使い方は、こんな感じです。

I like all kinds of Japanese food: sushi, sukiyaki, tonkatsu, tenpura, you name it.
「 日本料理なら、寿司、すき焼き、とんかつ、てんぷらなど何でも好きだ。」

こういう表現て、僕のレベルだと、さっと口から出て来ないんですよ。
知ってたりするんですけどね。
身についてないんで、まあ修行が足りないんです。

sole もいろいろ―👟―#つぶやき英単語 1461

(2021.11.28)

She is the sole resident in the town.
「彼女はその街の一人だけの住人です。」

このように、sole は形容詞として『ただ一つの、ただ一人の』の意味になります。
発音はソールとかソウルに近く、発音記号ではsóʊlやsˈəʊlと表されます。

ただ、sole は全く別の意味としても使われます。
日本語でもソールと言われるように、soleは『足底、靴底』の意味の名詞でもあります。
この場合も、発音は形容詞のsole と同じです。

The sole of my right shoe wears out easily.
「私の右足の靴の底はすぐにすり減る。」

👟

この二つの意味のsoleのような、同じ形、同じ発音で違う意味になる単語を
同形同音異義語 homonym *と言います。

* 同音異義語には、音が同じでつづりが異なる異形同音異義語= homophone というのもあります。(例えば、right 『右』とwrite 『書く』)
homonym は同音異義語という訳でいいのですが、homophone との区別が必要な場合には同形同音異義語と呼ばれるようです。

🎣

ついでに言うと、名詞のsole には『シタビラメ』の意味も有ります。これも発音まで同じです。

This restaurant’s signature dish is meuniere of sole.
「このレストランの看板料理はシタビラメのムニエルです。」

sole がなぜ複数の異なる意味を持つのかなんですが、
違う語源から変化して最終的に同じつづり、同じ音の単語になってしまったということらしいのです。

研究社の新英和中辞典での語源の説明では、
一人だけのsole の語源はaloneやsingleの意味のラテン語 で、
靴底のsole は地面や足の裏の意味のラテン語から
シタビラメのsole はフランス語から来ている、とのことです。

でも、語源が違う言葉が、何で同じつづりや同じ発音になってしまうかは不思議です。
英語として発音しやすい方、書きやすい方に変化して、最終的に同じ音とつづりになってしまうのかもしれません。

batと batter と battered ―🏏―#つぶやき英単語 1460

(2021.11.25)

bat は『バット、こん棒』などの名詞としても使われますが、
動詞として『(バットで)打つ、こん棒で殴る』の意味も表します。

そこから、batter と言えば打つ人のこと、野球の『バッター、打者』の意味になるわけですね。

ただ、batter という単語には名詞以外の使い方も有るのですよ。
batter は動詞として『(人や物を)乱打する』『(物を)打ち壊す』や『(妻や子などを)虐待する』などの意味でも使われるんです。

最近、僕がオンライン英会話の授業で覚えたのが、battered wife という言葉です。
このbattered が『虐待された』という意味なので、これで『夫に虐待された妻』だそうです。
bettered child なら『大人に虐待された子供』ということになります。

例文です。
Shelters are needed to accommodate battered wives and children.
「虐待された妻や子供たちを受け入れるシェルターが必要です。」

新しい言葉を覚えるのは基本的にうれしいんですけれど、
虐待とか、こんなことが世の中から無くなって、覚える必要が無いのであれば
その方が喜ばしいとは思います。

malaise は?―😵―#つぶやき英単語 1459

(2021.11.23)

特定の病気ではなくても、何となく気分がすぐれないことありませんか?
malaise という単語は、このような『不快感、倦怠感、不調』のことだそうです。
(英検1級ぐらいで必要になる単語だとか)

例文です。
I’ve been feeling a certain malaise lately.
「このごろ、倦怠感を感じるんですよ。」

この単語は、体調だけでなく経済の沈滞などに関しても使われます。

The economic malaise of this period is known as the lost decade.
「この期間の経済の不調は失われた10年として知られています。」

malaise は語源はフランス語で、その元は「不快」の意味のラテン語らしいです。

どこの国の人も、調子の悪い時はあるもので、
そんな時は、休息をとるなり、病院に行くなりした方がいいですね。

経済の方の不調については、岸田さんや日銀の人に、良い解決策を考えてもらいたいところです。

unanimous がいっぱい―⚾―#つぶやき英単語 1458

(2021.11.21)

形容詞のunanimous が『満場一致の』という意味だとは知っていましたが、
大谷翔平選手にあらためて教わった感じです。
unanious と Ohtani で検索すると、大谷選手が満票でのアメリカンリーグMVPに選出されたことに関して、ニュース記事や野球関係のポストがたくさん出てきます。
unanimous や 副詞のunanimously『満場一致で』は、これで大谷選手の顔を思い浮かべれば忘れないかもしれません。

⚾

MLB.com のニュース記事タイトル
Unanimous! Ohtani takes home AL MVP
Two-way star is fourth Angel to win award, 19th to sweep all first-place votes
「満場一致! 大谷選手、ALのMVP獲得
 二刀流のスターがエンゼルスの選手として4人目の受賞で、一位票の独占は19例目」
( https://www.mlb.com/news/shohei-ohtani-wins-2021-al-mvp-award )

エンゼルスのtweet
Shohei Ohtani is your unanimous American League Most Valuable Player!
「大谷翔平選手、満場一致でアメリカンリーグ最優秀選手」
( https://twitter.com/Angels/status/1461481418572189699 )

The Japan News の記事タイトル
Ohtani voted unanimous American League MVP
「大谷選手、満場一致でアメリカンリーグのMVPに選出」
( https://the-japan-news.com/news/article/0008008905 )

SPORTING NEWS の記事タイトル
Shohei Ohtani joins elite company with unanimous MVP selection
大谷翔平選手、満場一致のMVP選出でエリート選手の仲間入り」
( https://www.sportingnews.com/us/mlb/news/shohei-ohtani-unanimous-mvp/bsowygpluapt14xwi8u6v6fdn )
等々

Congrats Ohtani, the unanimous American League MVP! 🎉
おめでとう大谷選手、満場一致のアメリカンリーグMVP!

basedは?―😎―#つぶやき英単語 1457

(2021.11.20)

辞書で based を引くと、
『~に基礎づけられた』や『~に本拠を置く』などと出ているのですが、
ちがーう。調べたいのはこれじゃない。

スラングなんでしょうけれど
based で『最高にかっこいい』というような意味で使われているようです。

This dude is based. 「この男、超かっこいい。」
(ついでに、dude は『やつ、男』などの意味です。)

メジャーリーグで文句なしのMVPになる大谷選手はもちろん最高にかっこいいのですが、
英語の勉強をして、スラングも理解できるほどつきつめた人は、based じゃないでしょうか。