コロナ関連: 抗体検査は英語で何? -🏥-#つぶやき英単語 1186

(2020.5.20)

『抗体』は英語で antibody です。(antibodyは「体嫌い」ではないんですね。)
辞書でのantibodyの定義は、こんな感じ

a protein produced in the blood that fights diseases by attacking and killing harmful bacteria, viruses, etc.:

Cambridge dictionary

抗体とは「血液中で作られるタンパク質で、有害な細菌やウイルスなどを攻撃して死滅させることで病気と戦う働きをするもの」ということです。

で、この原因となる細菌やウィルスが『抗原』ですが、これは 英語では antigen と言います。

新型コロナウィルス感染症関係のニュースで出てきている
『抗体検査』は antibody test 、『抗原検査』はantigen test です。

Redditというサイトに、
「日本ではCOVID-19の抗体検査 antibody test を大規模にやるべき」という外国の方の意見が出てました。
感染の全体像を捉えるためには、どこかのタイミングでそれも必要かと思います。

「元の木阿弥」は英語で何?-🙊-#つぶやき英単語 1185

(2020.5.19)

「元の木阿弥」って、「いったん良くなったものが、また元の状態に戻ってしまうこと」を言うんですね。

この言葉の由来にはこんな説もあります。
戦国時代、筒井順昭という武将が死んだ後、その息子が成人するまで死を隠したんだそうです。どうやったかというと、声の似た木阿弥という男を寝所に寝かせて、外来者を欺いたんですと。で、息子の順慶が成人し順昭の喪を公表したので、木阿弥は元の身分に戻ったということから「元の木阿弥」という言葉が出来たとか。
(元に戻れてストレス無くなった気もするんだけど)

辞典で元の木阿弥に当たる英語を調べたら、いろいろ出てきて。
例えば
  The wheel comes full circle
直訳したら「車輪が一周してくる」みたいな感じです。

他には
  be right back where one started とか。
「振出しに戻る」っぽい表現ですね。

コロナの事態も少し落ち着く感じになってきましたが、ちょっとしたことで元の木阿弥になりかねません。

So that you don’t be right back where you started, don’t let your guard down just yet.
「元の木阿弥にならないよう、まだ油断してはいけません。」

コロナ関連: サイトカインの嵐―😷-#つぶやき英単語 1182 

(2020.5.9)

コロナの 緊急事態は続いて、僕の関連ボキャブラリーも増えてきてます。

サイトカインストーム(cytokine storm)という現象がCOVID-19の重症化に関わっていると、TVのワイドショーでも説明してますね。

cytokine をOxford英英辞典で調べると、こんな定義になっています。

cytokine NOUN Physiology
Any of a number of substances, such as interferon, interleukin, and growth factors, which are secreted by certain cells of the immune system and have an effect on other cells.

Oxford dictionary 

「cytokine サイトカイン:(名詞、生理学)インターフェロン、インターロイキン、成長因子など免疫系の特定の細胞から分泌され、他の細胞に影響を及ぼす種々の物質のいずれか。」

cytokine storm のWiktionaryでの説明はこんなです。

An immune system–cytokine positive feedback reaction to certain infections and certain drugs, which occurs when large numbers of white blood cells are activated and release inflammatory cytokines, which activate more white blood cells.

Wiktionary

「(病理学)特定の感染症や特定の薬剤に対する免疫系サイトカインのポジティブフィードバック反応。大量の白血球が活性化されて炎症性サイトカインが放出され、さらに多くの白血球が活性化されることで起こる。」 なんか難しい。

要するに、免疫系を活性化するcytokineが過剰に放出されることで、自分の臓器組織を攻撃する、免疫の暴走のような現象が起こるんですね。免疫作用に必要なcytokineも、「嵐」のように出しまくったら、自分の体が危ないということです。
(過ぎたるは及ばざるが如し= Too much is as bad as too little. なんだな。)

このcytokine storm を抑えるタイプの薬剤が、重症のコロナウィルス感染症の治療薬として試されています。

抗リウマチ薬(anti-rheumatic drug)であるアクテムラ(ACTEMRA)がそれです。実はリウマチもインターロイキン(IL)-6などのcytokine が過剰に放出されて起こるとされており、アクテムラはそのIL‐6の働きを抑えるよう作用します。これでコロナのcytokine storm も抑えられれば、重症の患者さんが救われると期待されます。

アクテムラの治験(clinical trial) は大変な仕事だと思いますが、中外製薬さん、病院や関係機関の方、そこのところは迅速かつ確実に進めていただくよう、よろしくお願いします。

1177)上の奥歯がぐらぐらの英語は?

つぶやき英単語1177 (2020.4.24)

なんか奥歯がぐらぐらします。硬いもの噛んだときに、ちょっとやばい感じがしたんだけど。だんだん悪化してるような。

🦷

「上の奥歯がぐらぐらする」は英語で

My upper back tooth wobbles.

上の奥歯は upper back tooth でいいんですね。molar 『大臼歯』という言い方もあります。

因みに、下ならlower です。前歯は front tooth。

wobble は、『ぐらぐらする、揺れる』です。物が不安定、体がふらつく、声がふるえる、気持ちが揺れる、どれにでも使えるそうです。

This table wobbles. 「このテーブルはぐらぐらする。」とか。

🤭

ちょっと歯茎も痛くなってきて3時に目が覚めてしまいました。

歯医者には行きたくない、いろんな意味で行きたくない !

1175)コロナ関連用語をCambridgeに教わる

つぶやき英単語1175   (2020.4.19)

Cambridge dictionaryの最近のツイートで、こんなのが有りました。

「最近、Coronavirusのニュース記事でこんな単語を見たことがありますか?  下のコメント欄で、これらの言葉使って練習してみてください。 安全に過ごして!」みたいな。

外ほっつき歩かないで英語の勉強してろ、ということですね。

Image

epidemic 名詞 「 同時に多くの人々が特定の病気になること」=『(病気の)流行 』です。 😐これは、よく見る。

Image

pandemic 形容詞「(病気が)地域内のほぼすべてに、または人々、動物、植物のグループのほぼすべてに広まっている」

名詞のpandemicもありますね。😐もはやパンデミックは身近な日本語です。

Image

Mitigation 名詞 「何かの有害、不愉快あるいは悪さの程度を減らす行為」=『緩和、軽減』 😐なるほど。

Image

Zoonosis 名詞 「動物から人間に広がる病気」=『動物原性感染症』 😐動物園の名前ではないのだな。

👉

Cambridge dictionary さんの言う通り、英作文で使ってみました。

We are used to seasonal flu epidemics. 「 私たちは季節性インフルエンザの流行には慣れています。」

Unlike these, recent COVID-19 is an impact for us, being pandemic. 「それとは違い、最近の新コロナウィルス感染症はパンデミックとなり、私たちに大きな影響を与えています。」

One of the mitigations against this is city lockdown.

「これを緩和する対策の一つが都市封鎖です。」

For the first time, we have realized that a zoonosis could give rise a real risk for our society.

「私たちは、人畜共通感染症が私たちの社会に真のリスクをもたらす可能性があることを初めて認識しました。」

😐おかしなところが有ったら、教えてください。勉強させていただきます。

1172)コロナで覚えたcontractの意味

つぶやき英単語1172  (2020.4.9)

contract というと『契約(する)』の意味で馴染みのある単語なんですが、それだけじゃないんです。

⚓️

ニュース記事の見出しで、こんなのがありました。

At least 100 sailors on US aircraft carrier contract COVID-19

by Victoria Gatenby01 Apr 2020 GMT+3

「米空母の乗組員の少なくとも100名が新型コロナウィルス感染症にかかる」

⚓️

contract には『(病気に)かかる』の意味もあるんですね。へえ。

1170)コロナ関連:不要不急の英語

つぶやき英単語1170   (2020.4.7)

新型コロナウィルス感染症(the novel coronavirus infective disease)の流行で、大変なことになってきました。いよいよ、緊急緊急事態宣言(declaration of state of emergency )が出されるところまで来ています。

対策として、不要不急な外出をしないように求められてますね。

『不要不急』は、nonessential and nonurgent と辞書に出ていました。(Weblio和英辞典)

essentialが『ぜひ必要な』なので、否定の接頭辞 non- のついたnonessentialは『ぜひ必要ということはない=不要』です。

urgent 『緊急の』に対し、nonurgentは『緊急ではない=不急』ですね。

ニュース記事では不要不急=nonessential になってたりします。nonessential and nonurgentだと長いしね。

日本語で不要不急とするのは、二つ重ねて強調したり、漢字四文字にして言葉の重みを増したいという気分からじゃないでしょうか。

実際の記事ではこんな感じです

The governor of Tokyo has again urged people to refrain from non-essential outings, warning that the capital is at a critical juncture in preventing an explosive spread of the coronavirus. (NHK WORLD JAPAN Friday, March 27)

「東京都知事は、首都がコロナウイルスの爆発的な広がりを防止する正念場にあると警告し、人々に不要不急の外出を控えるよう再び要請しました。」Zuka隊長訳

この文の中でnon-essential outing だけ斜体で強調されてます。訳すの「不要の外出」でもいいんですが、斜体で強調してる気持ちを汲み、ニュースでも耳馴染んでる「不要不急の外出」にしときました。

1162)新型コロナ関連の英語 lift lockdown on Wuhan

つぶやき英単語1162 (2020.3.24)

CNNの記事の見出しです。
China to lift lockdown on Wuhan, ground zero of coronavirus pandemic (By Nectar Gan, CNN, Tue March 24, 2020)

「中国がパンデミックの起点である武漢の封鎖を解除へ」

lift lockdown で「封鎖措置を解除する」なんですね。

lift には『(禁止令などを)解除する』の意味があるんです。(上がるとか上げるだけじゃないんだね。)

Wuhan has been sealed off since mid-January

「武漢は1月中旬から封鎖されてきた」BBC News の中の記事から。

seal off は『封鎖する』です。

🌙

Nice to set up a curfew (The connection, 24 March 2020)

「ニースが外出禁止令の開始へ」

curfew は、『(夜間)外出禁止令』の意味です。この記事の中でわざわざdaily curfewと書いています。夜だけじゃないんですね。(大変だな)

僕は前に政情不安な国でクーデターが起きて夜間外出禁止令が出てるというニュースで curfew を覚えたんですが、まさか感染症対策でこの単語出てくるとは。

🤔

新型コロナウィルスの問題、ヨーロッパやアメリカで状況悪化してますね。中国は山越えたって感じですけど、本当かなあ。

1160)新型コロナ関連の英語 再追加

つぶやき英単語1160 (2020.3.22)

新型コロナ関係の英語をまた少し追加します。

人工呼吸器 (artificial) ventilator, (artificial) respirator

集中治療室 ICU = Intensive-Care Unit

(特定の病気に対する)特効薬 specific medicine

試験薬 test (study, trial) drug

Some trial drugs may be effective for the treatment of patients suffered from COVID-19. (一部の試験薬は、COVID-19に罹患した患者の治療に有効である可能性があります。)

🦠

集団免疫 collective immunity

免疫を持つ人が多くなれば、集団免疫で病気の蔓延は防げる状態になるそうですが、そこに持っていくのが大変ですね。

1158)sudden cardiac death とは?

つぶやき英単語1158 (2020.3.19)

sudden cardiac death、略してSCDは『心臓突然死』のこと。

cardiac が『心臓の、心臓性の』の意味です。

フィギュアスケート アイスダンスでオリンピックに3回出場したクリス・リードさんが、この心臓突然死 SCDで亡くなったそうですね。まだ30歳なのに。

ご冥福をお祈りします。

😞

まだ若い健康な人が急に亡くなったりするのは、割り切れない感じがします。