英語で「ビンタ」は?-🙀-#つぶやき英単語 1756

(2022.10.1)

顔を平手でたたく『ビンタ』は、英語でface slapping などと言います。
場面によっては、単にslapでもいいと思います。
『ビンタする』は slap someone’s face や slap someone on the face などになります。

slapはもともと「ピシャリ」に近い擬音語で、動詞なら『(平手で)ピシャリと打つ』、名詞なら『ピシャリと打つこと』の意味を持ちます。

ニュースでアントニオ猪木さんが亡くなられたことを知りました。

以前は猪木さんにビンタされたい人たちが列を作ってたりしましたね。

Would you have lined up for an Inoki slap?
「君なら猪木のビンタのために並んだだろうか」

猪木さんのビンタで闘魂を注入してもらいたい気持ちは、ちょっと分かります。

 

「餃子 ギョーザ」は英語で何?-🥟-#つぶやき英単語 1755

(2022.9.30)

餃子はそもそも英語国の食べ物ではないのは承知ですが、
レストランで出していれば、メニューには名前が書いてありますよね。

英語で『餃子』は、元の中国語の読みから jiaozi と呼ぶのが普通のようです。
Chinese dumpling, Jiaozi のように説明付きだと分かりやすいかもしれません。
(ちなみにdumpling はスープなどで煮る肉入りのだんごのようなものだそうです。)

Twitterでの例でも
I made jiaozi myself today. 「今日、自分で餃子作った」
のように使われています。

So, basically Gyoza is a Japanese version of Chinese dumpling, Jiaozi 饺子
「つまり、ギョーザは中国の餃子(Jiaozi 饺子)を日本風にしたものです。」
日本の焼きギョーザなら、説明付きで Gyoza と呼ぶのも有りかもですね。
何年かしたら、説明いらなくなるかもしれません。

rob と steal の違い―😎-#つぶやき英単語 1754

(2022.9.29)

rob steal は、奪うとか盗むという似たような意味の動詞ですが、
使い方が違うんですね。そこのとこ押さえておきましょう。

rob では、
Lupin robbed the queen of the jewel. 
「ルパンは女王から宝石を奪った」のように、
rob +(被害者)+ of +(盗まれた物)の形になります。
   
一方、 stealは、
Lupin stole the jewel from the queen. 
「ルパンは女王から宝石を盗んだ」のように、
steel + (盗まれた物)+ from + (被害者)の形で使います。

受け身では、それぞれ
The queen was robbed of the jewel by Lupin.
The jewel was stolen from the queen by Lupin.
のようになります。

また、意味の上でも
rob が『奪う、略奪する、強奪する』なのに対し、
steal は『盗む、こっそり取る、うまく手に入れる』なので
少し違いは有ります。
rob :強盗、 steal:コソ泥ぐらいのイメージで覚えておけばいいかもしれません。



「親切そのもの」の英語―😊-#つぶやき英単語 1753

(2022.9.28)

「彼女は親切そのものだ」は
 She is kindness itself. という言い方ができます。

これは、
She is all kindness. でも同様の意味になるそうです。

形容詞ではなくて、
抽象名詞+ itself all + 抽象名詞の形で、これが言えるのが面白いですね。

抽象名詞+ itself を使ってみましょう。
The formula is complexity itself.
「数式は複雑そのものです」

僕も理系のはずですが
なんか数式とか出て来るだけで身構えちゃったりします。


 

 

music to someone’s ears は?-📯-#つぶやき英単語 1752

(2022.9.27)

music to someone’s earsは『(言葉・話などが)(その人の)耳に心地よい』という意味のイディオムです。
その言葉や情報が、音楽に聞こえるほど心地よい、うれしいものということですね。

Wictionaryの説明では
music to someone’s ears
(idiomatic) Some good news; a spoken expression or a sound which is pleasing;
a welcome remark or information.
「(慣用句) 良い知らせ、話す言葉や音で心地いいもの、うれしい発言や情報」
のようになっていました。

この表現使ってみましょう。
What he said was music to my ears.
「彼の言葉は、耳に心地いいものだった」

音楽でもいろいろありますから
デスメタルみたいな発言とかいう場合もあるかもしれませんけど。

It’s not cricket は?-🏏-#つぶやき英単語 1751

(2022.9.26)

名詞の cricket には『コオロギ』とスポーツの『クリケット』の意味が有ります。

It’s not cricket. と言う表現は、
スポーツの方のクリケットに関係していて、
「それは公正ではない」のような意味です。

この表現は、主に英国で用いられるものだそうです。
クリケットは英国で紳士のスポーツとみなされているため、
not cricket で『紳士的でない、公明正大でない、卑劣である』の意味になるということです。
(クリケットって、正直あまり見たことがなくて、ルールもよく分からないですが、確かにちょっと品がいい人たちがやっていそうなイメージはありますね。)

この表現を覚えるついでに、cricket は虫とスポーツの両方があるということを頭の中で確かにしておきましょう。

無理やりですが、虫のcricketも入れて例文作りました。
It’s not cricket at all to exterminate crickets as pests.
「コオロギを害虫として駆除するなんて、全く公正じゃない」

コオロギの声がしないと、秋らしくありませんしね。




「正誤表」は英語で何?-😵-#つぶやき英単語 1750

(2022.9.25)

正誤表とは、「出版物の誤記・誤植と正しい記述を列挙したリスト」のことです。

この『正誤表』のことを、英語ではerrata あるいは corrigenda と言うそうです。

どちらの単語も語尾にsがついていませんが複数形の名詞です。
errataは、erratumという単語の複数形で、同様にcorrigendacorrigendumの複数形です。

これらの単数形のerratumは『(訂正すべき)誤り、誤字、誤植』、corrigendumも『(書物などの)訂正すべき個所、誤植』の意味です。
このような誤植や誤記を複数まとめて訂正のためのリストにしたものなので、複数形のerrata corrigendaが『正誤表』を表すことになるのですね。
また、正誤表のことを、a list of errata (corridenda)ということも有りますので、これを略してerrata corrigendaと言うのかもしれません。

なお、erratacorrigendaは、名詞を複数形にするときに語尾にsがつかない不規則変化ということになります。
その中でも、ラテン語由来の名詞で単数形の語尾が-umの場合で、複数形が -aの語尾になるパターンに当たります。
これは、『データ』の意味の単数形 datum / 複数形 data も同じです。


ミソマニアって?-🥢-#つぶやき英単語 1749

(2022.9.24)

ミソマニアという言葉、なんか「味噌のマニア」みたいで面白い言葉に聞こえます。
(そういう味噌大好きの人はもちろんいるでしょうし。)

ミソマニア= misomania は心理学・精神医学の用語です。

Wiktionary の説明では
misomania
1. (psychology) A mania of hatred for everything.
2. (psychology) A fear of persecution, or being hated by everyone.
 1.(心理学)すべてのものを憎む狂的心理状態
 2.(心理学)みんなから嫌われることや迫害への恐怖
だそうです。
(うーん、心の闇が深い。)

misomania のmiso- は hatred『憎しみ』の意味の接頭辞、mania は compulsion『衝動』や obsession『強迫観念』の意味の接尾辞です。

味噌っぽい言葉じゃないのは分かっていましたが、
こんなに心の闇が深い感じの言葉とは・・・。

face the music は?-🎸-#つぶやき英単語 1748

(2022.9.23)

face the music は、「音楽に向き合う」みたいに見えますが、
これで『(自分の行為の結果に対して)進んで責任を取る、いさぎよく批判を受ける』の意味だそうです。
(政治家の方々に覚えていただきたいイディオムですね。)

Cambridge Dictionary の定義で face the music は
to accept criticism or punishment for something you have done
「自分がしたことについて批判や罰を受け入れること」
となっていました。

使ってみましょう。
If you have made a mistake, you have to face the music.
「もし過ちを犯したのなら、責任を取らねばなりません」

この表現が何に由来するかは明確ではありませんが、
一つの説では、軍隊で兵士が不名誉除隊させられるときに、ドラムなどの演奏とともに罷免される慣習があったためとか。
(見せしめってやつですかね。)




catharsis はどんな意味?-💥-#つぶやき英単語 1747

(2022.9.22)

今日の気になる英単語:catharsis は?

これは日本語にもなっていて、映画などを夢中で見てスッキリとするようなことを「カタルシス」と言ったりしますね。

英英辞典での定義では
catharsis  (noun)
the process of releasing strong feelings, for example through plays or other artistic activities, as a way of providing relief from anger, mental pain, etc.
      (from the Oxford Advanced Learner’s Dictionary
「演劇やその他の芸術活動などを怒りや精神的苦痛などからの解放手段とし、それを通じて強い感情を解放すること」
となっています。

英辞郎でcatharsis を見ると、『カタルシス、(精神の)浄化』と出ています。そもそもcatharsisの語源は「浄化」の意味のギリシャ語なんだそうです。


意外に思う人もいるかもしれませんが、
catharsis には『(下剤による)便通』の意味も有るそうです。
これは「浄化」ということで繋がっているのだと思います。
すごい映画やドラマを見て心をすっきりするのと、便秘薬でおなかをすっきりするのは、
「たまっている悪いものを出してきれいになる」という点が似ているのではないでしょうか。

最後に一つ。
発音については要注意です。
catharsisの発音は kəθɑ́ːsis (カスィス)でサーの所はthの音ですから、カタカナ語の「カタルシス」とはだいぶ違います。