(2015.5. 2)
LCCは何の略語かというお話で、しばしおつきあいいただきます。
所変われば品変わる、いや意味が変わるなんてこともございますな。
医学部でLCCって何の略語? と聞きましたら、
「Left Coronary Cusp 左冠尖だ」
(これ心臓のパーツらしいんです。左冠状動脈弁尖とも言う)
「いや Luxatio Coxae Congenita の略でもあるぞ」
(病名、 先天性股関節脱臼。もはや英語ではないんですが)
半導体メーカーでは
「LCCは Leadless Chip Carrier 」
(リードを持たないICパッケージのことです)
経営工学部では
「LCCは Life Cycle Cost だな」
(企画製造から使用、廃棄までの製品の”生涯”コスト。
原発とかホントのところどうなんですかね?)
NASAなんかで聞いたりしたら
「Launch Control Center 発射管制センターさ」
(このごろは、ロケットも外注だったりしますが)
で、GW連休中の羽田空港で聞きますってぇと
「LCC? 値段やすいのはいいですよね。
え、何の略?え?」
(これは Low Cost Carrier 格安航空ってんですよ)
略語ってぇのは、所変われば意味変わる。
お互いが何の略か分かるようにして使わないといけませんなぁ。
えっ、なんか文章が変な感じ?
いえ、略語だけに落語調で行こうかと。
「りゃくご」と「らくご」・・・・
お後がよろしいようで。