一字違い complement と complimentは?-😊-#つぶやき英単語 1576

(2022.4.4)

complementcompliment ・・・紛らわしいと思います。

complement 
名詞では、『補足して完全にするもの、補足物』の意味です。
  文法用語の『補語』や数学の『余数、余角』などの意味もあります。
  発音はkɑ́mpləməntです。
動詞では、『(~を)補って完全にする』の意味になります。
  発音はkɑ́mpləmʌ̀ntです。

compliment
名詞は『賛辞、褒め言葉、(行為・言葉による)敬意、(儀礼的な)あいさつ』等の意味です。
  発音はkɑ́mpləməntです。
動詞では、『お世辞を言う、ほめる、祝辞を言う』などの意味になります。
  発音はkɑ́mpləmʌ̀nt です。

同音異義語 homonym で発音は同じですし、名詞と動詞の用法があるところも一緒ですから、紛らわしくて当然という感じです。

さらに、これらの形容詞形も紛らわしいのですよ。
complementary 『補足的な』
complimentary 『 敬意を表する、称賛の』
        『(敬意を表しての)招待の,無料の』
「無料の」の意味のcomplimentaryは、例えばお客さんに敬意を表して無料にしているという流れで理解した方がいいですね。

メイクアップアーティストのイラスト(お化粧)

二つの覚え方なんですけど、
補足して完全にするcomplement は、 「完全な」のcompleteに関係するので、
complete の e の方と覚えておけばいいかもしれません。
じゃあ、ほめる方のcompliment は何でかと言われると困るんですけど、
愛(i)があってほめるのが compliment ということでどうでしょうか。


一字違い rack と ruck は?-👨‍👨‍👧‍👦-#つぶやき英単語 1575

(2022.4.3)

rackruck は一字違いですが、
rackは、『棚、台』などの意味を持つ単語です。
マガジンラックとかオーディオラックとか日本語でも使われています。
発音は、記号では rǽkで、カタカナの「ク」に近いようです。
rack には『拷問(台)』の意味も有り、動詞として『拷問にかける、(人を)苦しめる』の意味にもあるそうです。

ruck は、『並の人間たち、有象無象の輩、多数』などの意味の単語です。
カタカナで発音を表せば、これも「ク」ですけれど、発音記号は rʌ́k で異なります。
ruckには『(布の)しわ、ひだ』の意味も有るそうです。

★ここで問題です。
ラグビー用語のラックは果たしてどちらの単語でしょうか?

正解はuの方の ruck です。

ラック ruck は、ラグビーのプレーの一つで、ボールが地面にある状態で行われる密集戦のことを言います。
多くの選手が入って誰が誰かわからない「有象無象の輩」的な状態になるので、これがruckと呼ばれるのはイメージとして理解できます。

例文です。
That team dominated in the ruck and scored the final try.
「そのチームはラックで優位に立ち。最後のトライを決めた。」

ruckは、競馬や他の競技での後続集団のことを指すことも有るそうです。
言い方は良くないですが、後続の集団は「有象無象」的な感じがするので、これも理解できますね。

gizzard は?-🐔-#つぶやき英単語 1574

(2022.4.2)

gizzard、ポケモンの名前っぽい響きですが、
これで『砂嚢』です。『砂ぎも、砂ずり』とも呼ばれますね。

Collins Dictionary での説明はこんな感じです。
gizzard
the thick-walled part of a bird’s stomach, in which hard food is broken up by muscular action and contact with grit and small stones
「砂嚢  鳥の胃の壁厚のある部位で、この中で筋肉の動きと小さな石粒との接触で食べ物が砕かれる」

これは鳥の例での説明になっていますが、爬虫類にも砂嚢 gizzard があるようです。
また、ミミズや魚などの類似の器官も砂嚢 gizzard と言われます。

食肉となる鶏などで砂嚢から小石が出てくるため、日本語では『砂嚢』の名称になっているわけですが、実はすべての鳥の砂嚢に小石が入っているわけではないそうです。
小石を利用する種の鳥は、わざわざ飲み込んでで、小石が丸くなりすぎると吐き出して捨てるらしいです。

焼き鳥のイラスト「砂肝」

砂肝は、焼き鳥にも有りますし。コンビニなどでも調理済みで売っていますね。

These salt-and-pepper flavored gizzards also go well with a dash of lemon.
「この塩コショウで味付けした砂肝は、レモンをかけても美味しい」

あれコリっとした食感が好きです。

英語で「だまされやすい」は?-😇-#つぶやき英単語 1573

(2022.4.1)

だまされやすい人というのはいるものですね。
心根がまっすぐな純粋な人ということだと思いますけど、世知辛い世の中ですから、こういう人は気を付けないとね。

『だまされやすい』を辞書で調べると、gullible という形容詞が出ています。
gullibly だと副詞で『だまされやすく』で。
gullibility は名詞で『だまされやすいこと』の意味になります。

使ってみましょう。
Pure and gullible boys like him often become victims of mischief.
「彼のような純粋でだまされやすい少年たちが、しばしばいたずらの犠牲者になる」

エイプリルフールに嘘をつくウェブサイトのイラスト

4月1日は、 エイプリルフール April Fool’s Dayなので、いろいろと嘘のニュース・情報が流されていますね。大半はジョークと分かる笑えるものですが。

April Fool’s Day may exist to test our gullibility.
「エイプリルフールの日は、私たちのだまされやすさを試すために存在しているのかもしれません。」

(パンデミックも国際的な紛争も、何かエイプリルフールのネタニュースのような感じで・・・。あとウィル・スミスの平手打ちも。)


white knight は? -⚔―#つぶやき英単語 1572

(2022.3.31)

white knight は『救済者』の意味になるそうです。
騎士が助けに来るんですね。白馬に乗っているイメージかな。

(会社の救済の場合には、white knight は『救済会社』の意味になります。)

 全国ラグビー高校選抜大会の決勝、報徳学園vs東福岡が熊谷ラグビー場で3月31日に行われる予定だったのですが、大会中に東福岡が対戦したチームにコロナ陽性者が出たことから同校に出場辞退勧告が出て、30日夜の時点で試合中止と報徳学園の不戦勝優勝が決まりました。
 この大会では東福岡以外にもコロナ陽性者で出場辞退になった高校が有り、公平性の観点からも決勝戦だけ公式の大会規則を曲げることは難しかったと推察されます。それにしても、高校生の選手たちにとって酷な事態になっていたわけです。

 ここからwhite knight の話になるのですが、非公式での動きとして、熊谷ラグビー場を本拠とするジャパンラグビーリーグワンの埼玉ワイルドナイツが、隣接するさくらオーバルフォートの練習場に両校を招待し、代わりの練習試合を催すことになりました。この中で、東福岡の選手のPCR検査陰性を確認し安全にも最大限の配慮が払われました。審判や得点係もワイルドナイツの選手が務め、youtubeでの配信にも選手やスタッフが協力しています。

 試合では両校の選手が力を尽くし、結果として東福岡が37―10で報徳学園に勝利しました。両校の選手に拍手。

 これは公式の決勝ではないわけですが、大会史上でも語り継がれる出来事となったのではないでしょうか。困難な状況の中で、これを実現するために力を尽くしたワイルドナイツのチーム関係者や多くの方たちに感謝したいと思います。

The way the Wild Knights supported those high school rugby players was exactly that of the white knights. It may be an exaggeration, but they may have saved Japanese rugby culture and its future as well.
「ワイルドナイツが高校生ラグビー選手をサポートしたのは、まさに救済者のようでした。これは大げさかもしれませんが、彼らは日本のラグビー文化とその将来も救ったかもしれません。」

ゴッホさんを何とお呼びしたらよろしいでしょうか?-🌻-#つぶやき英単語 1571

(2022.3.30)

向日葵や糸杉の絵で有名な画家のゴッホのこと、何と呼んだらいいのでしょうか?
ゴッホ先生? ゴッホ師匠?  
ちがーう! そういうんじゃなくって。

日本語では、ゴッホですよね。
これはこれでよしと。

でも英語の人と話す時、ゴッホって言って通じなくないですか。
アメリカの人は、Van Gogh (発音はvængóʊ ヴァンゥ)と呼んでるようです。
Vincent Van Gogh なら、ヴィンセント ヴァンゴゥですね。
これはこれでよしと。

だけど、ゴッホってオランダ人じゃないですか。
英語の会話では「ヴァンゥ」でいいとして、母国では何と呼ばれてるのか気になりますね。
オランダ語では、Vincent Van Gogh は、フィンセント・ ファン・ホッホのような発音らしいです。(ふぁふふぁふした感じの音になりますね)

夏のイラスト「向日葵」

まあ、通じてこその会話なので、
英語の時にはヴァンゥ呼びでいいんじゃないでしょうか。
ねえ、ゴッホ師匠。

→関連投稿:ラグビーのクワッガ・スミス選手も、本当はクワッハなんやで。)

choppyは?-📞-#つぶやき英単語 1570

(2022.3.29)

今日の単語: choppy
これで『とぎれとぎれの』の意味になります。
その他にも『関連性のない』『むらのある』『(水面が)三角の波が立つ』などの意味も有ります。

オンラインの会議や英会話レッスンで、音声が途切れてよく聞こえないときに、このchoppyを使って
I am sorry, but the audio is choppy and I cannot catch what you are saying. Could you please check your microphone?
「申し訳ありませんが、音声がとぎれとぎれでお話が聞き取れません。マイクを確認していただけますか?」
のように言うことができます。

オンライン打ち合わせのイラスト

この形容詞の choppy は、もちろん『ぶち切る』の意味の chop から来ています。

発音はtʃɑ́pi  チャピィか tʃɔ́pi チョピィです。

なんか音が面白くて、この単語気に入りました。
とりあえず、オンラインでの会話のトラブル時に使えるし、
覚えておいて損は無いですね。


英語で「接戦を制する」は?-🏉-#つぶやき英単語 1569

(2022.3.28)

今日はスポーツなどで使われる『接戦を制する』について:

close game や tight game が『接戦』なので,
win a close game (tight game) が『接戦で勝つ』になります。

他に、『辛勝する、僅差で勝つ』を意味する動詞のedge も使えます。
edgeedge out の形でも使われます。

ラグビーボールのイラスト

使ってみましょう。

Saitama Wild Knights edged Shizoka Blue Revs in Japan Rugby League One yesterday.
The visitor, Wild Knights, won a close game by 26 to 25 in the game.
They completed the come-from-behind victory in the last minute.
「昨日、ジャパンラグビーリーグワンでは、埼玉ワイルドナイツが静岡ブルーレブスを僅差で下しました。ビジターのワイルドナイツは26対25の接戦を制しました。
彼らは、終了間際に逆転し勝利をものにしました。」

実話です。ワイルドナイツがラストプレイのコンバージョンキックで逆転して1点差勝ち。
すごい試合でした。

→関連投稿:逆転勝ち


green thumb と brown thumbは?-🌱-#つぶやき英単語 1568

(2022.3.27)

人には得手・不得手というのがあるもので、
植物を育てるのが得意な人というのもいらっしゃいますね。
こういうのは知識や技術も含めて『園芸の才』があるということになります。

green thumb という言葉は、直訳なら「緑の親指」と言うことですが、
これで『園芸の才』の意味になるそうです。
(なお、 green fingers でも同様に『園芸の才』の意味になります。)

花の種を植える人のイラスト(女の子)

最近、オンライン英会話の授業で読んだエッセーに反対の意味の
brown thumb という表現が使われていました。
「茶色の親指」は『園芸の才に欠けること』になるんですね。

例えば、
My father has a green thumb, while I have a brown thumb.
「私の父には園芸の才が有りますが、私には園芸の才が有りません。」
のように使えます。

なお、僕の最近見たのでは、
I am a brown thumb. 「私は園芸の才がない人間だ」のような感じでも使ってました。

花を楽しむのは茶色の親指の僕でもできますから、
お花見にでも行きたいですね。

英語で「麻痺せよ」は?-⚠-#つぶやき英単語 1567

(2022.3.26)

ハリー・ポッター HARRY POTTER の話には、いろんな種類の呪文が出てきます。
もちろん、魔法の呪文なので英語ではないわけですが、中には英語のままというのも有るんです。

僕は気が付いたのは、「 麻痺せよ」という呪文です。
麻痺せよの元の呪文は Stupefy で、日本語版の本でも「ステューピファイ!麻痺せよ!」と書かれているところも有ります。

stupefy という単語は実際に辞書に載っていて、
『(人を)麻痺させる、無感覚にさせる、ぼうっとさせる』の意味を持つ他動詞です。
他にも『びっくりさせる、仰天させる』の意味にもなります。

使い方はこんな感じです。
He was stupefied with the drug.
「彼は薬で朦朧としていた」

We were stupefied by the news.
「私たちはそのニュースに唖然とした」

ハロウィンのイラスト「黒猫の魔法使い」

呪文のStupefy は、「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」の闘いのシーンなどにも出てきます。機会が有れば、チェックしてみてください。