（2020.8.10）
ツイッターで目についた話ですが、
ニューヨークで1798年にyellow fever の流行があったんだそうです。
yellow fever は『黄熱（病）』です。
I’m rereading the epic NYC history “Gotham” for some perspective.
— Mark D. Levine (@MarkLevineNYC) August 9, 2020
This is an account of the 1798 yellow fever outbreak. 1000s dead. Rich left town. Poor hit hard. Shortage of coffins. Heroic sacrifice by doctors.
NYC has been through crisis before. We will bounce back. Again. pic.twitter.com/nWUKYrWne2
yellow fever 黄熱は、蚊が媒介するyellow fever virus 黄熱ウィルスによるものです。
発熱とともに、肝臓へのダメージで体が黄色くなる黄疸の症状が出るため、黄熱病 yellow fever という病名なのですね。
（野口英世博士がかかって亡くなった病気としても知られています。）
１７９８年の黄熱病の流行では、 棺桶が不足するほどだったとのこと。
当時、原因も分かっておらず、治療法も予防法も分からない病気でした。
献身的な医療関係者の犠牲も大きかったらしいです。
貧困層での被害が大きかったことから、伝染病と信じず人の行いに対する結果という偏見も生み出していたようです。
（その後、原因が解明され、蚊を駆除する対策や有効なワクチンができて、
yellow fever 黄熱病は未知の恐ろしい病気ということはなくなりました。）
現在のコロナ禍の社会を見て、医療も研究手段や学問もこれだけ進んでいながら、
人間の心は黄熱病流行の当時とあまり変わっていない気がするんですけど、
どうなんでしょう。