「参院選」の英語は?―🇯🇵―#気になる英語調べ隊

(2025.7.20)

本日は、参議院議員選挙(参院選)の投票日ですね。

『参院選』は英語で House of Councillors election や upper house election となるようです。

『参議院』の正式な英語名称は House of Councillors です。参議院のホームページでもそうなっています。

ただ、他の国の両院制議会の上院 upper houseに当たるので、英語のニュース記事では upper house とされている場合が多いようです。

例えば、今日のNHK WORLD JAPANの見出しは
 Japan votes in Upper House election となっていました。
(「日本の参院選 投票日」的な見出しですね。)

ついでに言うと、
英語で『衆議院』は House of Representatives で、これも日本の議会の下院ということでlower house とも言われます。

選挙関係の言葉を挙げておきましょう。
『立候補者』candidate
『選挙管理委員会』board of elections、election board [administration, commission]
『投票率』 turnout (of voters) や voting rate
『投票所』 polling station や polling place
『投票用紙』ballot 、 ballot paper や voting paper
『期日前投票』early voting、advance voting [polling]
『開票』 ballot counting や count of votes

「僕は、参院選の期日前投票を済ませました。」
I have already cast my ballot in advance for the House of Councillors election.

さて、結果はどうなるでしょう?

upshot は❓―🏹―#つぶやき英単語 2335

(2024.4.8)

upshot って「上に向かって打つ」みたいなスポーツ用語のように見えますが、
これで『結果、結末、結論』の意味だそうです。

in the upshot という表現では、『とどのつまり、結局』の意味になるそうです。

upshot 使ってみましょう。
What was the upshot of the discussion?
「話し合いの結果は?」

In the upshot, both sides must compromise.
「結局のところ、双方の妥協が必要だ。」

このupshotがスポーツ用語みたいだと言いましたが、
これはあながち的外れでもありません。
upshot の語源は、
「最後の一矢」を意味するアーチェリー用語らしいので。

upstate は?-🧭-#つぶやき英単語 1618

(2022.5.15)

Newsの英文を見ていると、ちょいちょい知らない単語に出会いますけど、
こういうのは一つ賢くなるチャンスと思っています。

悪いニュースの例で申し訳ないのですが、ABC NewsのTweetでこういうのが有りました。

BREAKING: Multiple people are dead after a mass shooting at a supermarket in upstate New York, law enforcement official tells
@ABC News.

upstate って何? 高級なところなのか?
などと考えつつ、Weblioで調べると、
『主要都市から北に[遠く]離れた地方; (特に)ニューヨーク州の北部』
だそうです。
up は地図の上の方ってことですね。

ニューヨーク・マンハッタンのイラスト(ビル)

upstate New York ですが、都市部(ニューヨーク市とロングアイランド、これに近いエリア)を除いたニューヨーク州の北部、中部、西部を含む可能性が有ります。
都市部のニューヨーク市とロングアイランドが州の中で最も南に位置しているために、それ以外のニューヨーク州内は都市部から見れば全部北部と言うことです。
なので、upstate New Yorkは「ニューヨーク郊外」ぐらいの訳にしといた方がいいかもしれません。あるいは、無理に訳さずにアップステート・ニューヨークとしておくのが、通じる人相手ならいいのかもしれません。

上のニュースの英文は
「速報: ニューヨーク郊外のスーパーマーケットで銃乱射事件が発生し、
複数人が死亡したと司法当局が伝えた。 ABC News」
という内容になります。
(アメリカも、もう少し銃規制した方がいいと思うんだけど)



上腕と前腕?―🤳―#つぶやき英単語 1390

(2021.7.14)

まず日本語での話になりますが、
腕って肩からひじの間は『上腕』と言って、
ひじから手首の間は『前腕』と言うのが普通なんですね。
上と前というのがミスマッチな感じですけど、
人の腕の部位を指して下腕、後腕というのはあまり聞いたことが有りません。
語呂のせいなのでしょうか?

英語ではどうかというと、
『上腕』は、upper arm になります。
upper 『上部の』とarm 『腕』ですから、そのまま訳した感じですね。
(解剖学的には、brachium という用語も有ります。)

で、『前腕』はというと、辞書には forearm あるいは fore-arm と出てます。
fore が『前部の』ですから、これも英語と日本語が同じイメージです。
(なお、前腕は、解剖学用語では antebrachium と言うそうです。)

ただ、辞書には lower arm も『前腕』の訳語として載っています。
これだと、lower 『下部の』∔ arm なので、upper arm の対義語としては自然な感じですね。
日本語だと下腕とはふつう言わないので、これは日本語と英語で違っている所になります。

こういう日本語と英語のイメージの同じところや、ずれているところが
味わい深いと僕は思うんですけれど。