rob と steal の違い―😎-#つぶやき英単語 1754

(2022.9.29)

rob steal は、奪うとか盗むという似たような意味の動詞ですが、
使い方が違うんですね。そこのとこ押さえておきましょう。

rob では、
Lupin robbed the queen of the jewel. 
「ルパンは女王から宝石を奪った」のように、
rob +(被害者)+ of +(盗まれた物)の形になります。
   
一方、 stealは、
Lupin stole the jewel from the queen. 
「ルパンは女王から宝石を盗んだ」のように、
steel + (盗まれた物)+ from + (被害者)の形で使います。

受け身では、それぞれ
The queen was robbed of the jewel by Lupin.
The jewel was stolen from the queen by Lupin.
のようになります。

また、意味の上でも
rob が『奪う、略奪する、強奪する』なのに対し、
steal は『盗む、こっそり取る、うまく手に入れる』なので
少し違いは有ります。
rob :強盗、 steal:コソ泥ぐらいのイメージで覚えておけばいいかもしれません。



英語で「チョウザメ」は?-📰-#つぶやき英単語 1612

(2022.5.10)

『チョウザメ』は英語では sturgeon だそうです。

Weblioの中に出ている日本語WordNet(英和)によるsturgeonの説明は
肉と卵が価値のある大型原始魚 (large primitive fishes valued for their flesh and roe)
となっています。

roe は『魚の体内にある卵』のことで、チョウザメ sturgeonroe がキャビアcaviar になります。

食品としてのcaviar は「チョウザメの塩漬魚卵 salted roe of sturgeon 」です。

チョウザメのイラスト

最近、琵琶湖で本来生息していないはずのチョウザメが定置網にかかったとのニュースが有りました。誰かが無断で放流したのかもしれません。

実は、チョウザメは日本でも養殖されていて、国産のキャビアも売っているようです。
(たまごかけご飯に合わせるとおいしいとか。)

standings は?-🥇-#つぶやき英単語 1596

(2022.4.24)

スポーツや競技の『順位表』の事をstandings というのですね。

表彰台のイラスト

下に示したのが、今週末の試合が終わった時点での、ジャパンラグビーリーグワンのディビジョン1の順位表なんですが、確かにSTANDINGSと書いてあります。

名詞のstanding には、
Position, status, or reputation『地位、身分、名声』の意味があります。
これは社会的な「立ち位置」のように解釈できます。

競技で言えば、各競技者やチームの「立ち位置」というのが順位ですから、
それをまとめて表した『順位表』が standings になるわけですね。
(複数の順位をまとめているから複数形なんだと思います)

Wild Knights vs Steelers!(steelerって何?)-🗡-#つぶやき英単語 1589

(2022.4.17)

Steelersと言えば、アメフトのNFLならPittsburgh Steelers なんですが、
日本のラグビーチーム「コベルコ神戸スティーラーズ Kobelco Kobe Steelers』も忘れてはいけません。ちょっと、このチーム名について書きたいと思います。

そもそものところから言うと、
steelは『鋼、鋼鉄』のことです。
この steel という単語は、硬いものの意味の古語英語に由来するようです。

Oxfordの辞書のサイトでの説明では、
steel  (NOUN)
A hard, strong, gray or bluish-gray alloy of iron with carbon and usually other elements, used extensively as a structural and fabricating material.
  (名詞)
構造材や加工材として広く使用される硬くて強い灰色または青みがかった灰色の鉄合金で、炭素を含み通常は他の元素も含有する」
ということになります。
(細かな話ですが、鋼 steel は鉄 ironとは区別して覚えておいてください。)

では、steeler は何なのかというと、
merriam-webster.comの説明では以下の通りです。
steeler (NOUN)
one that steels especially : a smith who steels edged tools
「鋼鉄に関する作業・仕事をする人、特に刃物に鋼の刃をつける鍛冶職人」

ついでに、steelという動詞
to overlay, point, or edge with steel 「鋼鉄で覆ったり、尖った先端や刃をつける」と説明されています。
またこの動詞には
to fill with resolution or determination 「決意を固める」のような意味も有ります。

鉄兜と鎧を着た兵士のイラスト

Pittsburgh Steelers は米国で鉄鋼産業で有名な地域を地元にしていますし、
Kobelco Kobe Steelers は鉄鋼会社である神戸製鋼のチームです。
いずれも、鋼鉄に関係する地域性や会社と言うことから Steelers というチーム名なわけですが、鋼のような体を持つ男たちの集団と見ても間違いではありませんね。

🏉

さて、4/16(土)に熊谷で行われたジャパンラグビーリーグワン第13節、
埼玉パナソニックワイルドナイツ vs コベルコ神戸スティーラーズ 見てきました。
37対31でワイルドナイツの勝利でした。不敗継続です。
鋼のチームらしくスティーラーズがモールで押し込む場面も有り、なかなかのぶつかり合いでした。
ワイルドナイツも良く勝ち切りました。


英語で「麻痺せよ」は?-⚠-#つぶやき英単語 1567

(2022.3.26)

ハリー・ポッター HARRY POTTER の話には、いろんな種類の呪文が出てきます。
もちろん、魔法の呪文なので英語ではないわけですが、中には英語のままというのも有るんです。

僕は気が付いたのは、「 麻痺せよ」という呪文です。
麻痺せよの元の呪文は Stupefy で、日本語版の本でも「ステューピファイ!麻痺せよ!」と書かれているところも有ります。

stupefy という単語は実際に辞書に載っていて、
『(人を)麻痺させる、無感覚にさせる、ぼうっとさせる』の意味を持つ他動詞です。
他にも『びっくりさせる、仰天させる』の意味にもなります。

使い方はこんな感じです。
He was stupefied with the drug.
「彼は薬で朦朧としていた」

We were stupefied by the news.
「私たちはそのニュースに唖然とした」

ハロウィンのイラスト「黒猫の魔法使い」

呪文のStupefy は、「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」の闘いのシーンなどにも出てきます。機会が有れば、チェックしてみてください。


英語で「口内炎」は?―👄―#つぶやき英単語 1514

(2022.2.4)

口内炎が出来て不快です。
でも、こんな時こそ『口内炎』は英語で何というか調べないと・・・。

stomatitis と言うんですね、口内炎。

これ、stomato-+-tis のようにできていて、
stomato-が「口の」で-tis が「炎」の意味なので口内炎ということです。

Oxford辞典での stomatitis の定義
Inflammation of the mucous membrane of the mouth.
「口の中の粘膜の炎症」ということです。
ついでに言うと
Inflammationが『炎症』、mucous membraneが『粘膜』です。

例文です。
They say that stomatitis can be caused by vitamin deficiency.
「口内炎はビタミン不足でおこることもあるらしい。」

(ビタミン剤飲んでおこう。)




動詞のstomachは?―🍜―#つぶやき英単語 1426

(2021.9.25)

名詞の stomachは『胃、腹』ですが、使い方によっては『食欲、好み、気分』の意味にもなります。
  I have a pain in my stomach. 
  「胃に痛みが有ります」
  I had no stomach for a debate.
  「議論する気分ではなかった」  など。

この他に、stomachは動詞としても使われるんです。
  I don’t stomach fish.
 「私は魚を食べない(私は魚が苦手だ)」
この場合は、stmachは『(~を)食べる』という意味です。

また、同じ動詞として
 I can’t stomach insults to my family.
「私の家族への侮辱は我慢できない」
のように、『(侮辱などを)我慢する』という意味でも使われるんですね。

上の動詞の意味は、stomach を「腹に納める」というイメージで捉えると、
食べるは文字通り腹に納めることですし、
我慢するは「(侮辱などに対し)文句を言わずに腹に納めること」として理解できるんじゃないでしょうか。


 

「魚の骨がのどに刺ささった」の英語―🐡―#つぶやき英単語 1402

(2021.8.9)

「魚の骨が喉に刺さった」は英語で言うと
 I got a fishbone stuck in my throat. 
でいいんですね。
この中のstuckは、『刺す、突き刺す』の意味の動詞 stickの過去分詞形です。

🎣

Recently, while eating grilled fish, I got a bone stuck in my throat.
Well, even a sardine bone shouldn’t be taken lightly. It was quite painful.
Gargling, the bone came out of my throat, and I thought it was gone.
A few days later, I still had a strange feeling in my throat, so I ended up going to an ENT (Ear, Nose and Throat) hospital.
最近、焼き魚を食べていた時に骨が喉に刺さったんです。
いや、イワシの骨でも馬鹿にしちゃいけませんね。けっこう痛いもの。
うがいをしたら骨がのどから出てきたので、その時は取れたと思ったんですが、
数日しても喉に違和感があり、結局、耳鼻咽喉科の病院に行きました。

The doctor used a fiber scope to look at my throat, but he inserted it through my nostril. Well, it was quite thin, so it went in through my nostril easily, and I was a little relieved.
Yes, there was a fish bone. A short, shiny white one, stuck vertically. It seemed that only the tip of the fish bone had broken off and remained.
お医者さんが、ファイバースコープを使って喉を見たんですが、あれ鼻の穴から入れるんですね。まあ、かなり細いので、楽に鼻の穴から入って、ちょっとほっとしました。
魚の骨、有りました。きらっと白く光った短い魚の骨が、垂直に刺さってました。うがいでとれた魚の骨の先っぽだけが折れて残ってたようです。

Another fiberscope was used for this bone removal procedure, but it was thicker than the previous one. It hurt my nostril.
After a few minutes, the fish bone was eventually removed.
この骨を取る処置には別のファイバースコープ使うんですけど、それがさっきのより太いのです。鼻の穴が痛い。
数分間の後、なんとか魚の骨は取れました。

I don’t want to eat grilled fish for a while.
I’m worried that my right nostril might be getting bigger.
しばらくは、焼き魚は食べたくありません。
右の鼻の穴が大きくなっていないかも心配です。

あの日見た鳥の名前は?―🐦―#つぶやき英単語 1385

(2021.7.3)

散歩の途中、ふと気が付くと近くに鳥がいたので、写真を撮りました。

ふだん、しげしげと鳥を見たことがなく、
カラス、スズメ、ツバメでないことは確かですが、
「キミだれだっけ?」という感じで
英語の名前どころか日本語名すら分かりませんでした。

で、ネット で調べました。
「黄色いくちばし 黄色い足 鳥」で検索。ポチっと。
30秒で解決しました。
サントリーの愛鳥活動 日本の鳥百科にそっくりの絵がありました。
恐るべしYahoo。

結論:この子はムクドリです。
英語では Starling (White-cheeked Starling 、Grey Starling)と言います。

一説によると、
Starling の日本名 ムクドリは「ムレキドリ(群木鳥・群来鳥)」に由来すると言われているそうです。
The Japanese name for Starling is said to come from the word “Murekidori,” which means “birds that flock to trees or birds that come in flocks.

僕もムクドリの名前はもちろん知っていました。
この辺にもたくさんいるみたいで、夕方ごろ、電線の上で集会やっている鳥がいるのは気づいてたんですけど、あれがムクドリで、こんな見た目というのは初めて理解しました。(断片的情報がつながる瞬間というやつでしょうか)

Starlings on cables

僕も、できれば周りにいる鳥や虫や草の名前ぐらいは知っておきたいと思います。
ついでに英語の名前も覚えれば一石二鳥というものですし。

the Streisand effect は?―♬―#つぶやき英単語 1354

(2021.4.21)

Streisand effect 『ストライサンド効果』という言葉知っていますか。
「ある情報を隠したり取り除こうとすることで、かえってその情報を広く拡散させてしまうことになる現象」なんですね。

この言葉は、歌手・女優のバーバラ・ストライサンド Barbra Streisand に由来したものだそうです。


バーバラ・ストライサンドは、彼女の豪邸が映った航空写真があるWebsiteに載ったことで、その削除と賠償金を求めた裁判を起こしたんだそうです。ですが、この写真は海岸線の変化を調べるために撮られた公共的な物だったんで、彼女の敗訴となりました。その上、この裁判の件が報じられたため、その写真の閲覧数が格段に増加する結果になったんです。(何もしない方がよっぽどましだったんじゃないかな。)

📽

Barbra Streisand は アカデミー主演女優賞もとってますし、作曲でもアカデミー歌曲賞を受けているすごい人です。監督もやってますし。

僕が一番印象に深いのは、主演した映画 The Way We Were (邦題は『追憶』)の同盟の主題歌でしょうか。