(2021.1.12)
flint and steel は、『火打ち道具(火打ち石と打ち金)』だそうです。
flint は燧石(すいせき、ひうちいし)と言われる硬い岩石の一種です。これを、鋼鉄に打ちつけて火花を出して、火おこしなどに使うことができるんですね。
flintが火打ちに使われる代表的な石ということで、英語ではflint = 火打石ということになってるんだと思うんですが、実際には他にも火打に使える岩石はいろいろあるようです。現に、通販サイトでは、石英 quartz、瑪瑙 agate、アメジスト amethyst などが火打石として売ってたりします。
最近、僕が仕事に行くときに、うちの奥さんが火打石と打ち金をカチカチと当てて火花を出す「切り火」というのをやってくれるんです。
時代劇の中とかでも出てくる習慣ですが、これは火で邪悪なものを払い、無事な帰りを願うというような意味のまじないのようなものです。(僕は銭形平次か?)
でも、カチカチという音で送り出されると、なんか気持ちが引き締まる感じがして、いいもんですよ。(無事に帰ってきてほしいと思われていて、よかった。)
自作例文です。
In the old Japanese custom called ‘Kiribi’, a flint and steel is used to produce sparks for dispelling evil spirits.
日本の古い風習である「切り火」では、邪気を払うために、火打石と打ち金を使って火花を出します。
火打ち道具 flint and steel は、割と簡単に火花が出せるものが売っています。サバイバル的な意味でも持っていて役に立つことが有るかも知れません。