英語で「頭脳流出」は?-🤯-#つぶやき英単語 1745

(2022.9.20)

オンライン英会話の中で覚えたのですが、
『頭脳流出』のことを英語では brain drain と言うのだそうです。

brain は『脳、頭脳』や『頭のいい人』で、
drain は名詞なら『下水(排水)設備、排水、流出』等の意味が有ります。
この流出というのは、人材や文化財の流出という時にも使えるようです。
なので、日英とも同じ感じの表現になっています。

Merriam-Webster での説明では
brain drain
the departure of educated or professional people from one country, economic sector, or field for another usually for better pay or living conditions
頭脳流出
「高い教育を受けた人や専門家が、通常、より良い給与や生活条件を求めて、一つの国、経済セクターや分野から他へ流出すること」
だそうです。

日本も、本当に優秀な人には相応しい待遇を与えないと、頭脳流出で大きな損失があるかもしれません。また、外国から優秀な人が来るのは歓迎すべきことですけれど、その国の人材を奪う結果になるので、これも慎重に考えるべきかもしれません。

BRAIN DRAIN : South Africa may lose 53% of graduates to emigration, survey shows
頭脳流出:南アフリカでは卒業生の53%が移民として流出する可能性がある、との調査結果




『洗脳』は英語で何?-🤯-#つぶやき英単語 1669

(2022.7.5)

『洗脳』は、英語では何と言うでしょうか?

『洗脳』とは、暴力的な行為や言葉による心理的な圧力で相手を支配し、自分の思う通りの行動、思考をさせることです。

日本語で「脳を洗う」と書きますが、英語でも同様の意味の brain washing が『洗脳』に当たる言葉になります。(『洗脳する』ならbrain wash です。)

日英とも同じ感覚の表現なのには訳が有ります。
日本語の『洗脳』は英語のbrain washingの直訳でできた言葉なんだそうです。
で、この話に先が有って、英語のbrain washingは、中国語の洗脑の直訳なんですと。

朝鮮戦争時に捕虜になった米軍兵士が中国共産党の思想教育・洗脳で共産主義を信奉するようになるケースに対して brain washingという表現が使われ、一般化したらしいです。

(例文です)
Brainwashing is an image that is done in cult groups, but of course it is also done in powerful political organizations and in the military sector.
カルト集団で行われているイメージのある洗脳ですが、もちろん強権的な政治組織や軍事部門でも行われているわけです。

今は、もっとソフトに、インターネット上の情報で洗脳されているようなケースも有りそうです。ますます、自分の頭で考えることが大切になってくると思います。

とりあえず、brain washing という言葉ぐらいは覚えておきましょうか。
(と、洗脳してみたりして。)

「一息入れる」の英語は?-☕-#つぶやき英単語 1654

(2022.6.20)

今日、気になったこと:「一息入れる」を英語でどう言うでしょうか?

長時間作業で、頭が飽和してしまって能率が下がってしまうようなことないですか。
そんな時は、『一息入れる』方がいいかもしれませんね。

『一息入れる』=『休憩する』なので、take a break や take a rest も使えます。

でも「息」という言葉に近いところで、take a breather のような言い方もできます。
breather には『呼吸する人、 生き物』や『(息切れさせるような)激しい運動』の意味も有りますが、この場合は『しばらくの休息』の意味なんですね。

使ってみましょう。
You’ve been working long hours and seem to be losing focus, you should take a breather.
「長時間働いて集中力が落ちているようなら、一息入れた方がいい。」

まあ、休憩も上手にはさむのが、できる人の仕事のやり方じゃないでしょうか。

bereaved family は?-😿-#つぶやき英単語 1592

(2022.4.20)

NHK WORLD-JAPANの英語ニュースで
bereaved family 『遺族』という表現を使っていました。

そのニュースのウクライナのレポートで、戦死した人の遺族が出てたので・・・。

病気などで人は必ず死ぬので遺される人が出るのも仕方がないことですが、
でも戦争でたくさんの人が亡くなる状態は何とかできるんじゃないでしょうか。

一刻も早く戦争を止めてもらいたいと思います。

遺影で使われる額縁のフレーム素材

bereave が『奪う、失わせる』の意味の動詞で、
bereaved が『肉親に先立たれた、あとに残された』の形容詞です。
the bereaved でも『あとに残された人、遺族』の意味になります。

The grief of the bereaved families was palpable.
「遺族の悲しみが伝わってきた」

英語で「がけっぷち」は?-🌊―#つぶやき英単語 1591

(2022.4.19)

今日の表現 『がけっぷち』 brink of a cliff 
Weblioで調べたらこれが出てきました。brinkの代わりにedge でも同じような意味になります。

cliff は『崖、絶壁』で、brink が『(崖などの)ふち』なので、合わせて『がけっぷち』ですね。
実は、brink だけでも『がけっぷち』の意味になります。また、brink には『瀬戸際』という意味も有ります。

例文です。
Please take a picture of me standing on the brink of the cliff.
「崖っぷちに立つ私の写真を撮ってください」
  (インスタ映えもほどほどに。安全第一です。)

The company was on the brink of bankruptcy.
「その会社は倒産の瀬戸際にあった」
  (これもがけっぷちですね。)

崖っぷちのイラスト(棒人間)

なお、このbrink 『がけっぷち』と blink『まばたき(する)』 は、RとLの一字違いですから混同しないようにしましょう。


green thumb と brown thumbは?-🌱-#つぶやき英単語 1568

(2022.3.27)

人には得手・不得手というのがあるもので、
植物を育てるのが得意な人というのもいらっしゃいますね。
こういうのは知識や技術も含めて『園芸の才』があるということになります。

green thumb という言葉は、直訳なら「緑の親指」と言うことですが、
これで『園芸の才』の意味になるそうです。
(なお、 green fingers でも同様に『園芸の才』の意味になります。)

花の種を植える人のイラスト(女の子)

最近、オンライン英会話の授業で読んだエッセーに反対の意味の
brown thumb という表現が使われていました。
「茶色の親指」は『園芸の才に欠けること』になるんですね。

例えば、
My father has a green thumb, while I have a brown thumb.
「私の父には園芸の才が有りますが、私には園芸の才が有りません。」
のように使えます。

なお、僕の最近見たのでは、
I am a brown thumb. 「私は園芸の才がない人間だ」のような感じでも使ってました。

花を楽しむのは茶色の親指の僕でもできますから、
お花見にでも行きたいですね。

breadwinner は?―🍞―#つぶやき英単語 1473

(2021.12.21)

breadwinner は直訳ならパンを勝ち取る人ですけれど、
これで『一家の稼ぎ手』の意味になります。
(オンランイン英会話 Bizmates のレッスンに、この単語が出てきました。)

例文です。
He was the only breadwinner in his large family.
「彼は大家族の中で唯一の稼ぎ手だった。」


breadwinner は一家に一人とは限りません。
two-breadwinner は『共稼ぎの』の意味の形容詞になります。

They are a two-breadwinner couple. (=They are a dual-earner couple.)
「彼らは共稼ぎ夫婦です。」

ご飯しか食べない一家の大黒柱のお父さんは、ricewinner という感じでしょうか。
(まあ、通じないとは思うけど。)

動詞のbread は?―🍞―#つぶやき英単語 1452

(2021.11.4)

bread といえば『パン』ですけれど、場合によっては『主食物、生計、金』なんかの意味になる場合もあるんです。でも、みんな基本的に名詞ですよね。

🍞

ですが、bread が動詞で使われる場合も有るのですよ。
どんな意味になるでしょうか?

これ、英語で料理の作り方を説明する番組で使ってました。
その料理はとんかつ。

そう、bread は他動詞で『~にパン粉をまぶす』という意味になるんです。

使ってみましょう。
When breading the meat, make sure to lightly coat it with breadcrumbs.
「肉にパン粉を付ける時は、軽くつけるようにしてください」

英語って、名詞を動詞に使ったりして新しい言葉を作るのには
寛容な言語かもしれませんね。

brink of nuclear warは?-#つぶやき英単語 693

(2016.11.27)

brink of nuclear war は❓

「核戦争の瀬戸際」です。

brink は、『(崖などの)縁』の意味ですが、
比喩的に『瀬戸際』の意味でも使われるわけです。

ついでに言うと、日本語の瀬戸際も、本来は
「瀬戸(狭い海峡)と外海との境目」を意味した言葉なんだそうですよ。

Cuban Missile Crisis brought the world to the brink of nuclear war.

1962年に起きたキューバ危機(Cuban Missile Crisis)は、あわや核戦争かという歴史上の大事件でした。

その当事者の1人だったキューバの Castro さんが金曜日(2016年11月25日)に亡くなったそうで。

半世紀の時を経て、
人類は歴史から何かを学びとれたのでしょうか。

今のアジアの状況は、キューバ危機に似ていなくもないような・・・。