(2022.3.13)
ブルーサーマルというアニメ映画が公開されていて、僕の所にも良い評判が聞こえてきます。グライダーが出てくる話なんですね。
このブルーサーマル blue thermalについて、ちょっと調べました。
サーマル=thermal という単語は、一般的には形容詞で『熱の』の意味ですが、
この場合のthermalは名詞で、Weblioに『上昇温暖気流』という訳語で載っています。航空・飛行関係用語で、カタカナのサーマルでも通じるようです。
Oxford Dictionary にも説明が出ています。
thermal Noun
An upward current of warm air, used by gliders, balloons, and birds to gain height.
「サーマル (名詞) : 上に向かう温かい空気の流れ。グライダー、気球や鳥が高度を上げるために用いられる」
Wikipedia(英語) のthermal の説明の中では
thermal column (or thermal) と書いてありますので、thermal column という言葉のcolumn が省略されて、上昇気流を表す名詞のthermal になったと思われます。
(元は形容詞∔名詞だったのに、みんなが名詞を省略して使うので、形容詞が名詞になっちゃったパターンかもね。)
ブルーサーマル =blue thermal については、コトバンクに出ている説明ですと
「サーマルが上空に昇っていっても雲にならない状態を言う。特に、しっかりしたサーマルコンディションであって、雲のない時などに使われることば。」だそうです。
アニメ映画「ブルーサーマル」の公式サイトでは
「“ブルーサーマル”とは、青空の下で発生する上昇気流のこと。」と説明しています。
それに、ブルーサーマルは「つかまえたら幸せになれる風」なんですと。
この映画の舞台(のモデル?)は、埼玉県熊谷市の妻沼グライダー滑空場らしいですよ。
(ちょっと行って幸せになれる風つかまえてこようかな? 高所恐怖症だけど・・・)