コロナ関連:blood plasma treatmentは何?- 💉-#つぶやき英単語 1230

(2020.8.27)

blood plasma って、なんかかっこいい響きですが、必殺技とかではありません。
これで『血漿(けっしょう)』です。
なので blood plasma treatment は『血漿療法』です。

💉

血漿 (blood plasma または単にplasma)は血液の60%程度を占める黄色がかった液体成分で、血液細胞を運搬する役目を担うものです。

新型コロナウィルス感染症の治療に、回復した人の血漿 plasmaを利用する血漿療法がニュースになっていました。

🇺🇸

US approves use of blood plasma treatment on coronavirus patients
「米国がコロナウイルス患者への血漿治療の使用を承認」

The US Food and Drug Administration (FDA) has given emergency authorisation to use plasma to treat Covid patients.
「米国食品医薬品局(FDA)は、新型コロナの患者の治療に血漿を使用することを緊急に認可した。」

回復者の血漿中にあるコロナに対する抗体を利用して治療するという考え方ですね。
緊急承認されたのは、多くの患者がいる米国の状況から言えば当然かもしれません。
実際にどれくらいの効果があるかは、これからデータが増えていけばはっきりしてくると思います。

コロナ関連の言葉まとめ

コロナ関連:spikeの使い方-📌-#つぶやき英単語 1228

(2020.8.23)

spike って単語、もちろん『先の鋭くとがったもの、大くぎ、(競技用の靴につける)スパイク』のような意味があるのですけれど、
『急増(する)、急上昇(する)』の意味にもなるんですね。

新型コロナウィルス感染症関係の英語Newsでは、急増の意味のspikeをかなり見かけます。以下のBBCのツイートにもこのspikeが使われています。

「韓国は世界でもCovid-19の早期対応成功例の一つとみなされていましたが、首都ソウル周辺で新たな感染が急増しており、国が大発生の危機にひんしているのではないかと懸念されています。」

lead to fears (that) という懸念につながる
on the brink of  ~にひんして、~の寸前で

ただ、coronavirusとspike でWeb検索すると、感染急増のニュースとかよりは、
コロナウィルスのスパイク蛋白質(coronavirus spike protein)についての記事が多く出てきます。
コロナウィルスの外側のとげとげは、形としてspikeですもんね。
spike protein の理解は、感染のメカニズムや薬、ワクチンの研究でもポイントになっているようです。

コロナ関連:RNA virus -🦠-#つぶやき英単語 1226

(2020.8.19) 

以下は、コロナウィルスの性質についての説明文の一部です。

 The new coronavirus is an RNA virus: a collection of genetic material packed inside a protein shell.
RNA viruses, like the flu and measles, are more prone to changes and mutations compared with DNA viruses, such as herpes, smallpox, and human papillomavirus (HPV). →healthline.com

「新型コロナウィルスはRNAウィルスで、タンパク質の殻の中に遺伝子物質が集まって詰め込まれたものです。
インフルエンザや麻疹のようなRNA ウイルスは、ヘルペス、天然痘、ヒトパピローマウイルス(HPV)などの DNA ウイルスに比べて、変化や変異が起こりやすいのです。」

コロナウィルスはRNA virus (RNAウィルス)で変異が起きやすく、ある時点でワクチンを作っても、その後にウィルスが変異してたら効くかどうか分からないのですね。なかなかやっかいです。

RNA virus のRNAは『リボ核酸』だと思うのですが、何の略でしたっけ? 
分からないので調べます。 
リボ核酸のRNAは、ribonucleic acid の略なんですね。

因みに、DNA virus のDNAはデオキシリボ核酸=deoxyribonucleic acid です。

* コロナ関係の言葉は別の頁にまとめて、逐次更新中です。
  →コロナ関係の言葉まとめ(英語と日本語)


  

コロナ関連:hoaxだと思ってたって・・・ 😔 #つぶやき英単語 1207

(2020.7.14)

アメリカでコロナパーティーに出て感染して死んだ人の記事:

A 30-year-old man who believed the coronavirus was a hoax and attended a “Covid party” died after being infected with the virus, ・・・・・・
By Bryan Pietsch
Published July 12, 2020 Updated July 13, 2020

「コロナウイルスをデマと信じて「Covidパーティー」に参加した30歳の男性がそのウイルスに感染して死亡した」

何て言っていいのか。

hoax という単語が、名詞だと『だますこと、かつぐこと、悪ふざけ、でっち上げ』のような意味なんですね。

動詞なら『(真実ではないことを言って人を)だます、かつぐ)』の意味になります。

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hoax って単語、今までうろ覚えだったんですが、なんか完全に頭に焼き付いた気がします。 でもなあ・・・・。

コロナ関連:英語の三密も覚えたよ – 👨‍👨‍👦- #つぶやき英単語 1201

(2020.6.28)

日本のコロナウィルス感染症対応にいろいろな意見があるかもしれませんが、「三密」という言葉で最も危険な状態を説明してクラスター発生防止を呼び掛けたのは評価高いのではないでしょうか。お役所の作った三密のポスターもよくできてて、その英語版は海外の人もツイッターとかで使ってます。

この日本語・英語のポスターを二つ並べるとよくわかりますが
三密
①換気の悪い密閉空間
②多数が集まる密集場所
③間近で会話や発生をする密接場面
です。

これを英語にすると
Three Cs
1. Closed spaces with poor ventilation.
2. Crowded places with many people nearby.
3. Close-contact settings such as close-range conversations. 
なんですね。
(この場合の setting は「状況」といった意味です。)

6月末になってもCOVID-19の問題はまだ収まっていませんし、東京での感染数がなにげに多いのが気になるところです。

まだしばらく、Avoid the three Cs ! 「三密を避けましょう!」を心がけないと。
手洗いとマスクの着用もね。

コロナ関連: 第2波は英語で何? – 🌊 – #つぶやき英単語 1196

(2020.6.16)

そのままな感じですけど、『第2波』は second wave でいいんですね。

🌊

COVID-19関係のニュース記事でもこんな感じで使われています。

Cases of coronavirus are rising again, prompting fears that a second wave has hit the U.S.

「コロナウイルスの感染数が再び増加し、第2波が米国を襲ったとの懸念を呼び起こす。」

🏄‍♂️

たぶんCOVID-19の第2波は来るんでしょうけど、上手く乗り越えていかないとね。

Probably the second wave of COVID-19 is coming, but we’ll have to get through it well.

コロナ関連: 抗体検査は英語で何? -🏥-#つぶやき英単語 1186

(2020.5.20)

『抗体』は英語で antibody です。(antibodyは「体嫌い」ではないんですね。)
辞書でのantibodyの定義は、こんな感じ

a protein produced in the blood that fights diseases by attacking and killing harmful bacteria, viruses, etc.:

Cambridge dictionary

抗体とは「血液中で作られるタンパク質で、有害な細菌やウイルスなどを攻撃して死滅させることで病気と戦う働きをするもの」ということです。

で、この原因となる細菌やウィルスが『抗原』ですが、これは 英語では antigen と言います。

新型コロナウィルス感染症関係のニュースで出てきている
『抗体検査』は antibody test 、『抗原検査』はantigen test です。

Redditというサイトに、
「日本ではCOVID-19の抗体検査 antibody test を大規模にやるべき」という外国の方の意見が出てました。
感染の全体像を捉えるためには、どこかのタイミングでそれも必要かと思います。

コロナ関連: サイトカインの嵐―😷-#つぶやき英単語 1182 

(2020.5.9)

コロナの 緊急事態は続いて、僕の関連ボキャブラリーも増えてきてます。

サイトカインストーム(cytokine storm)という現象がCOVID-19の重症化に関わっていると、TVのワイドショーでも説明してますね。

cytokine をOxford英英辞典で調べると、こんな定義になっています。

cytokine NOUN Physiology
Any of a number of substances, such as interferon, interleukin, and growth factors, which are secreted by certain cells of the immune system and have an effect on other cells.

Oxford dictionary 

「cytokine サイトカイン:(名詞、生理学)インターフェロン、インターロイキン、成長因子など免疫系の特定の細胞から分泌され、他の細胞に影響を及ぼす種々の物質のいずれか。」

cytokine storm のWiktionaryでの説明はこんなです。

An immune system–cytokine positive feedback reaction to certain infections and certain drugs, which occurs when large numbers of white blood cells are activated and release inflammatory cytokines, which activate more white blood cells.

Wiktionary

「(病理学)特定の感染症や特定の薬剤に対する免疫系サイトカインのポジティブフィードバック反応。大量の白血球が活性化されて炎症性サイトカインが放出され、さらに多くの白血球が活性化されることで起こる。」 なんか難しい。

要するに、免疫系を活性化するcytokineが過剰に放出されることで、自分の臓器組織を攻撃する、免疫の暴走のような現象が起こるんですね。免疫作用に必要なcytokineも、「嵐」のように出しまくったら、自分の体が危ないということです。
(過ぎたるは及ばざるが如し= Too much is as bad as too little. なんだな。)

このcytokine storm を抑えるタイプの薬剤が、重症のコロナウィルス感染症の治療薬として試されています。

抗リウマチ薬(anti-rheumatic drug)であるアクテムラ(ACTEMRA)がそれです。実はリウマチもインターロイキン(IL)-6などのcytokine が過剰に放出されて起こるとされており、アクテムラはそのIL‐6の働きを抑えるよう作用します。これでコロナのcytokine storm も抑えられれば、重症の患者さんが救われると期待されます。

アクテムラの治験(clinical trial) は大変な仕事だと思いますが、中外製薬さん、病院や関係機関の方、そこのところは迅速かつ確実に進めていただくよう、よろしくお願いします。

1175)コロナ関連用語をCambridgeに教わる

つぶやき英単語1175   (2020.4.19)

Cambridge dictionaryの最近のツイートで、こんなのが有りました。

「最近、Coronavirusのニュース記事でこんな単語を見たことがありますか?  下のコメント欄で、これらの言葉使って練習してみてください。 安全に過ごして!」みたいな。

外ほっつき歩かないで英語の勉強してろ、ということですね。

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epidemic 名詞 「 同時に多くの人々が特定の病気になること」=『(病気の)流行 』です。 😐これは、よく見る。

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pandemic 形容詞「(病気が)地域内のほぼすべてに、または人々、動物、植物のグループのほぼすべてに広まっている」

名詞のpandemicもありますね。😐もはやパンデミックは身近な日本語です。

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Mitigation 名詞 「何かの有害、不愉快あるいは悪さの程度を減らす行為」=『緩和、軽減』 😐なるほど。

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Zoonosis 名詞 「動物から人間に広がる病気」=『動物原性感染症』 😐動物園の名前ではないのだな。

👉

Cambridge dictionary さんの言う通り、英作文で使ってみました。

We are used to seasonal flu epidemics. 「 私たちは季節性インフルエンザの流行には慣れています。」

Unlike these, recent COVID-19 is an impact for us, being pandemic. 「それとは違い、最近の新コロナウィルス感染症はパンデミックとなり、私たちに大きな影響を与えています。」

One of the mitigations against this is city lockdown.

「これを緩和する対策の一つが都市封鎖です。」

For the first time, we have realized that a zoonosis could give rise a real risk for our society.

「私たちは、人畜共通感染症が私たちの社会に真のリスクをもたらす可能性があることを初めて認識しました。」

😐おかしなところが有ったら、教えてください。勉強させていただきます。

1170)コロナ関連:不要不急の英語

つぶやき英単語1170   (2020.4.7)

新型コロナウィルス感染症(the novel coronavirus infective disease)の流行で、大変なことになってきました。いよいよ、緊急緊急事態宣言(declaration of state of emergency )が出されるところまで来ています。

対策として、不要不急な外出をしないように求められてますね。

『不要不急』は、nonessential and nonurgent と辞書に出ていました。(Weblio和英辞典)

essentialが『ぜひ必要な』なので、否定の接頭辞 non- のついたnonessentialは『ぜひ必要ということはない=不要』です。

urgent 『緊急の』に対し、nonurgentは『緊急ではない=不急』ですね。

ニュース記事では不要不急=nonessential になってたりします。nonessential and nonurgentだと長いしね。

日本語で不要不急とするのは、二つ重ねて強調したり、漢字四文字にして言葉の重みを増したいという気分からじゃないでしょうか。

実際の記事ではこんな感じです

The governor of Tokyo has again urged people to refrain from non-essential outings, warning that the capital is at a critical juncture in preventing an explosive spread of the coronavirus. (NHK WORLD JAPAN Friday, March 27)

「東京都知事は、首都がコロナウイルスの爆発的な広がりを防止する正念場にあると警告し、人々に不要不急の外出を控えるよう再び要請しました。」Zuka隊長訳

この文の中でnon-essential outing だけ斜体で強調されてます。訳すの「不要の外出」でもいいんですが、斜体で強調してる気持ちを汲み、ニュースでも耳馴染んでる「不要不急の外出」にしときました。