大谷選手に当てないでほしい:「死球」の英語は❓-⚾-#つぶやき英単語 2010

(2023.5.30)

野球で投球が打者に当たる『死球』は英語は?
『デッドボール』とも言いますけど、これは和製英語なんですね。

英語で『死球』は hit by pitch と言います。略しでHBPです。

「死球を与える」は hit ~ with a pitch
「死球を受ける」は get hit by a pitch や be hit ny a pitch になります。

例えば
Please don’t hit Ohtani with a pitch.
「大谷選手に死球を与えるのはやめて」

今日の試合で大谷選手が死球を受けましたが、けっこう痛そうでしたね。

で、こんなツイートも出てました。
Good sportsmanship by the @whitesox fans, cheering for #ohtani after he is able to run off the hit by pitch to his shin/calf area.
「ホワイトソックスのファンの良いスポーツマンシップ。大谷選手がすね・ふくらはぎ部に死球を受けた後、走り出すことができた時にはホワイトソックスのファンからも声援が。」
shin は『すね(脛)』、calf は『ふくらはぎ』です。

他チームのファンでも大谷選手のプレイは見たいですよね。
だから、まじで死球はやめてほしいです。

なおエとTungsten Arm O’Doyle と―⚾-#つぶやき英単語 2008

(2023.5.28)

MLB のエンゼルスで、大谷選手が投球や打撃で活躍しても試合に敗れるケースが多く、
こういう試合結果や状況をネットスラングでは「なおエ」と表現するようです。
これは、大谷選手の活躍を伝えた後に、「なおエンゼルスは試合に敗れました」のように試合結果を伝えるニュース番組や記事から来ているのですね

この「なおエ」に当たる表現として、英語では Tungsten Arm O’Doyle (タングステンアーム・オドイル)という言葉がSNSなどでよく出てきます。

これは、2021年に以下のようなツイートがきっかけとなってできたスラングだそうです。
every time I see an Angels highlight it’s like “Mike Trout hit three homes runs and raised his average to .528 while Shohei Ohtani did something that hasn’t been done since ‘Tungsten Arm’ O’Doyle of the 1921 Akron Groomsmen, as the Tigers defeated the Angels 8-3″
(訳)
エンゼルスのハイライトを見るたびに、
「マイク・トラウトが3本のホームランを打って打率を.528に上げ、大谷翔平が1921年のアクロン・グルームズメンのタングステン・アーム オドイル以来となる活躍をして、タイガースがエンゼルスを8-3で破った」という感じです。

この文では、大谷選手がしばしば過去何年・何十年もなかったような記録を達成するのを、Tungsten Arm O’Doyle という架空の名選手以来と表現していて、
そんなパフォーマンスがあってもチームは負けると冗談めかして言っているのです。。

なお、Tungsten Arm O’Doyle は架空の人物ですが、Wikipediaに来歴などが載っています。 (ただしジョークとして。)

この Tungsten Arm’ O’Doyle は、例えばツイッターで次にように使われています。

Saw Trout hit two bombs, Ohtani have three knocks and a pair of stolen bases…and the Angels lose despite having more than twice as many hits. It’s like the Tungsten Arm O’Doyle meme in real life
(訳)
トラウトが2ホーマーを打ち、大谷が3安打と2盗塁を決め、エンゼルスは2倍以上のヒットを放ちながら負けた。まるでタングステンアーム・オドイルのミームが現実になったようだ。
(この場合、meme=ミームはSNS上で広まったスラングやジョークのようなものです。)

今日の試合も大谷選手が先発登板し、そこそこ良い投球だったのですが、
試合結果は・・・。
今シーズン、もうTungsten Arm O’Doyleの名前を聞かないようになれば、
エンゼルスもポストシーズンが見えてくる気がしますけど。

大谷選手が食べてたスナック菓子Funyunsは?-🌽-#つぶやき英単語 2005

(2023.5.25)

大谷選手が食べてたスナック菓子 Funyuns って?

Funyuns (ファニオンズ)は 発売元のFritoray社の商品説明によると
FUNYUNS® Onion Flavored Rings are a deliciously different snack that’s fun to eat, with a crisp texture and zesty onion flavor. Next time you’re in the mood for a tasty treat that’s out of the ordinary, try FUNYUNS® Onion Flavored Rings.
「ファニオンズ オニオンフレーバーリングは、パリッとした食感とピリッとしたオニオンフレーバーで、食べるのが楽しくなるような一味違ったスナックです。
今度、いつもと違うおいしいお菓子を食べたくなったら、ファニオンズ オニオンフレーバーリングを試してみてください。」

Funyuns の主原料は
Enriched Corn Meal:Cornmeal that has had the nutrients lost during processing added back in.
「エンリッチドコーンミール:加工時に失われた栄養を再び添加したコーンミール」
    *コーンミール cornmeal は、『ひきわりトウモロコシの粉』
だそうです。

あと、Vegetable oil 『植物油』、Salt『塩』とか
Onion Powder 『オニオンパウダー』などなど。 

Funyuns (ファニオンズ)は日本でも、楽天やAmazonで50袋入りなら買えるみたいです。
50袋はいらないけど、コンビニで売ってたら、一つは試しに買いたいかも。
なんかおいしそうだし。 

MLBのチーム名 「テキサス・レンジャーズ」について―⚾️-#つぶやき英単語 1985

(2023.5.6)

テキサス・レンジャーズ=Texas Rangersは、MLB のアメリカンリーグ西地区に所属するチームです。
(2023.5.6 13:30、大谷選手のいるエンゼルスとレンジャーズが試合してます。
延長戦になってます。)

せっかくなので、チーム名のRangers について、ちょっと掘ってみましょう。

この元となるrange という単語は、名詞なら『範囲』などの意味ですが、
動詞として『歩き回る、さまよう』や『求めて探し回る』の意味にもなります。

なので、rangerは、歩き回ってパトロールする役目の人、例えば『森林警備隊員』などの意味になります。

ただ、チーム名のTexas Rangersは、森林警備隊とかではなく、
テキサス州にある「テキサス・レンジャー=The Texas Ranger」という公安組織の名前からとられたものだそうです。
The Texas Rangerのルーツは先住民族の襲撃に対抗するための自警団のようなもので、
当時は、騎馬で巡回パトロールする隊員がrangerと呼ばれたということらしいです。
それから200年ぐらいたって、乗り物は変わっても
The Texas Rangerは州公安局の中核をなす組織として存続しているんですね。

日本だと警察組織の名前をプロ野球のチーム名に使うというのは、ちょっと想像しにくい気がします。

(今、エンゼルスがレンジャースにサヨナラ勝ちしたみたいです。🎉)

カージナルス の cardinalは❓-🐦-#つぶやき英単語 1983

(2023.5.5)

カージナルス (St. Louis Cardinals)は、MLBナショナルリーグ中地区のチームです。
WBCで侍ジャパンで活躍したラーズ・ヌートバー (Lars Nootbaar)選手の所属チームですね。

19世紀から存続する古豪チームで、球団名の Cardinals は1900年から使用されています。当時の選手たとのユニフォームが赤い色であったため、
同じような色の鳥 Cardinal (Northern Cardinal=ショウジョウコウカンチョウ)と地元メディアが呼んだことが由来するとのことです。
この鳥は、セントルイスのあるミズーリ州の州鳥で、カージナルスのユニフォームにもしっかり描かれています。


そもそも、cardinal はカトリック教会の高位聖職者『枢機卿』という意味があり、その枢機卿の衣のような『深紅、緋色』という意味にもなり、その色の鳥の名前にもなったわけです。

ちなみに、cardinal には『きわめて重要な、主要な』の意味もあり、
語源は「ちょうつがいの、主要な」の意味のラテン語だそうです。
枢機卿=cardinal というのは、こちらの方の意味から来ているのだと思われます。

大谷選手のムーンショット!-🌝―#つぶやき英単語 1979

(2023.5.1)

MLB Angels の大谷選手のすごいホームラン「ムーンショット」が話題になっていますね。

“Ohtani’s blast had a 39 degree launch angle. There had not been a single home run with that launch angle or higher hit to center field since Statcast debuted in 2015.” The homerun’s height was almost double the average homerun.
訳)
大谷選手のホームランは、打ち上げ角が39°だった。スタッドキャストのシステムができた2015年から、これ以上の角度でセンターに放たれたホームランは1本もない。
このホームランの高さは平均的なホームランのほぼ2倍だった。
(from reddit)

blast は『突風、爆発』などを意味する単語ですが、
野球に関しては『強打、猛打、ホームラン』の意味になります。
Statcast は「MLBで導入されているデータ解析ツール:ステレオカメラやレーダーを使用して選手やボールの動きを高速・高精度に分析するためのもの」だそうです。

また、この大谷選手のホームランの軌道を示したツイートも出ていました。
Trajectory of Shohei Ohtani’s 114.3 mph, 39° moonshot home run
162 feet high, 7.0 seconds of hafeet ng time
訳)
大谷翔平選手の114.3mph、39°のムーンショットホームランの弾道
高さ162フィート、滞空時間 7.0秒

trajectory は『弾道、曲線、軌道』
moonshot はこの場合は『高く上がった打球、ムーンショット』です。
 (宇宙関係だと、moonshotは『月ロケットの打ち上げ』だそうです)
・114.3mph は、114.31.61×1.61=183.9km/h
 162feet は、162×0.30=49.4m になります。

とにかく、美しいホームランでした。

野球の「ノック」は英語で何?-🥎-#つぶやき英単語 1978

(2023.4.30)

昔の野球漫画だと、千本ノックみたいな守備特訓をしているシーンがよく出てきました。
(「巨人の星」や「キャプテン」とか・・・)
それほど激しくなくても、コーチなどが各守備位置の選手に打球を放つノックは、一般的な守備練習で行われていますね。

このノックは英単語のknock から来ていると思われますが、
これには『強く打つ』や『たたくこと』の意味は有っても、特に野球のノックのことを意味する言葉ではないようです。

では、あの『ノック』は英語では何と言うでしょうか?
これは、fungo だそうです。

細かく言うと、
野球用語のfungo は『ノック、ノックしたボール、ノックバット』の意味です。
また、ノックによる守備練習=シートノックは、単にfielding practice と言うそうです。
(野球用語のノックやシートノックは和製英語だったんですね)

バットのメーカーのツイートでも fungo という単語が出てました。
Perfect fungo bat for short range just like the video.
A good defense begins with the good fungo.

「このビデオのような短い距離用の完璧なノックバットです。
良い守備は良いノックから始まります」
あるいは「良いノックバットから」かもしれません。

なお、このHakusoh というのは株式会社 白惣という日本メーカーらしいです。

大谷選手関係:「3者連続ホームラン」の英語は❓-⚾-#つぶやき英単語 1973

(2023.4.25)

MLB Angels のウォード選手、トラウト選手、大谷選手が、対Royals 戦で3者連続ホームランを放ちました。

この『3者連続ホームラン』のこと、英語のニュース記事やツイートで
back-to-back-to-back homers (home runs)のように表現されています。
back-to-back homers なら2者連続ホームランなので、もう一つ足した感じになっていますね。(ハイフンは、ついてない形でも使われます)

SHOHEI OHTANI MIKE TROUT AND TAYLOR WARD HAVE HIT BACK TO BACK TO BACK HOME RUNS!!
「大谷翔平、マイク・トラウト、テイラー・ウォードが3者連続ホームランを打った!!」

The Free Dictionary の説明
back-to-back-to-back は 
A phrase used to describe three things that happen in a row, one right after another.
「3つのことが立て続けに起こることを表現するときに使うフレーズ」だそうです。

3者連続ホームランは本当にすごいと思いますし、
ここで打つ大谷選手かっこよすぎます。
Angels もこういうのをきっかけに連勝してほしいですね。

大谷選手を形容する言葉が尽きる❓-⚾―#つぶやき英単語 1971

(2023.4.23)

大谷翔平投手の対ロイヤルズ戦での好投があったので、Reddit などで彼に関する多くの英語コメントがされていました。

その中で、こんなのも有りました。
I ran out of adjectives to describe him.
「彼を表現する形容詞を使い果たした」

ここで
run out of は『を使い果たす、切らす』の意味おかで、
adjective が『形容詞』ですね。

大谷選手はamazing とか hot とかいろいろ言われてますけど
確かにパターンが出尽くすぐらい多くのコメントがされている気がします。
    (関連投稿:大谷選手が英語でどう表現されているか
          大谷選手の投球をどう形容するか    )

いっそのこと考え方を変えて
大谷選手を表現する新しい言葉を造った方がいいのかもしれませんね。

大谷選手のホームランはNSFW!-📱-#つぶやき英単語 1967

(2023.4.19)

大谷翔平選手が、今日のヤンキース戦でホームラン打ちましたね。

この大谷選手のホームランに対するReddit でのコメントに
”The crack of the bat is NSFW” 
というのが有りました。

このNSFWというのは、
Not Safe For Work 『職場閲覧注意』
というネットスラングなんだそうです。

なので、”The crack of the bat is NSFW” 
「(大谷選手のホームランの)バットの音が良すぎて職場閲覧注意レベルだ」
というようなことなんですね。

まあ、気持ちのいい音だし、思わず声をあげたくなるし、
職場では閲覧禁止にしといた方がいいでしょう。

大谷選手のこのホームランは、速度116.7MPHだったそうです。
1mph=1.60934km/hで計算すると、187.8km/hということになります。
すごすぎて、どれくらいすごいのか分からないほど、すごいです。
やっぱりNSFWです。