August じゃない augustは?―👑-#つぶやき英単語 1706

(2022.8.12)

英語の月の名前は大文字から始まるのは常識ですね。
8月は August で、これを august と書いたら単純な間違えですね。

ただ、実は小文字始まりのaugust もちゃんと辞書に載っている単語で、
『(畏敬の念を起こさせるほど) 威厳のある、堂々たる』という意味の形容詞だそうです。

augustness はその名詞で、『威厳があること、堂々たること』を意味します。
これらの語源は「立派な」の意味のラテン語だとか。

使ってみましょう。
The people lost their words at the sight of the prince’s august appearance.
「人びとは王子の威厳のある姿を見て言葉を失った」

His augustness attested to his royal lineage.
「彼の威容は王家の血筋を証明するものであった」

まあ、「威厳」ならdignity 、「威厳がある」ならdignified や majestic などの方が一般的な気がしますけど。

yamの日のすすめ?-🗻-#つぶやき英単語 1705

(2022.8.11)

『ヤマノイモ』は、ヤマノイモ科ヤマノイモ属のつる性多年草です。
ヤマイモ(山芋)やジネンジョ(自然薯)とも呼ばれ、とろろとして食用されるのでおなじみですね。

この『ヤマノイモ』の英語名は、 Japanese yam あるいは glutinous yamだそうです。
(glutinous は『粘着質の、ねばる』という意味です。)
単にyam とも言いますが、ヤマノイモ以外にサツマイモもyamと呼ばれる場合があるそうで、注意が必要かもしれません。

yam の発音は jǽm (ヤム)で、なんかヤマノイモのヤマに似ていますね。
ただ、語源的な結びつきがあるという説明は見当たらないので、音が似ているのは偶然ということでしょうか。

今日は祝日「山の日」ですが、とろろとか食した方に限っては「yam の日」と呼んでも間違いではありませんね。
古より滋養強壮がつく食べ物とされていますので、
夏バテ解消に山芋料理を食べる「yamの日」を JAさんあたりで真面目に推奨してみたらどうでしょう。

英語俳句「夏の蝶」-🦋-#つぶやき英単語 1700

(2022.8.6)

英語俳句を一つ。 Here is my English Haiku.

Just enjoy living
No need for fighting now
Summer butterflies

      (by Zuka)

争わず 生きて楽しめ 夏の蝶   

(一般に蝶は春の季語とされますが、夏の蝶とすれば当然、夏の季語になります。)

オレンジと黒の色が特徴的な二匹の蝶を見かけました。
これは ツマグロヒョウモン(英名はIndian Fritillary)です。
前にこの幼虫を見つけて調べたので知っていました。
            (関連投稿→黒にオレンジの君は
模様が違うのは雄と雌だからです。仲がいいのは当たり前かもしれません。

ツマグロヒョウモン (左が雄、右が雌) Indian Fritillaries

もし、死んだ人の魂が何かの形で、例えば蝶になって帰ってきたとしたら、
今の世の中をどう見るのでしょうか。
If the souls of those who died somehow returned, say as butterflies, how would they view the world today?

今日、8月6日は広島の原爆投下から77年目の記念日だそうです。
Today, August 6, 2022, is the 77th anniversary of the atomic bombing of Hiroshima.

「海の日」は?―🌊―#つぶやき英単語 1680

(2022.7.16)

7月の第3月曜日は祝日、『海の日』です。
この設定だと、土日に休める人は毎年 3連休になりますね。(わーい!)

『海』の意味の英単語には、sea や ocean が有り、
『海の』なら、marine や maritime になります。

で、『海の日』の英語名は Marine Day だそうです。

Marine Day was July 20 when it was established, but the law was amended in 2003 to change it to the third Monday of July so that it would always be a three-day weekend.
「海の日は制定当時は7月20日でしたが、2003年の法改正で、必ず3連休となるよう7月の第3月曜日に変更されました。」

ちなみに、8月11日は『山の日』で、こちらは Mountain Day です。

梅の雨を英語で説明する―🍙-#つぶやき英単語 1648

(2022.6.14)

梅雨を英語で説明する際に、漢字で梅+雨と書くことも言いたくなるかもしれません。
では、梅を英語で何と言うでしょうか?

Weblioで調べました。
(Weblioは、オンラインでいろいろな辞書の内容が載っているので便利です)
『梅』の項目で、一番最初に出ている訳語は plum でした。
「なんだ、梅はplum でいいのか」と思うじゃないですか。

でも、同じWeblioの中を下の方まで読んでいくと
研究社の新和英中辞典の説明が載っていて、
「梅は従来 plum と英訳されているが, これは正しくない」のですと。
えーっ、これはどうすれば・・・。

plumはダメと言っている研究社の和英辞典には、Japanese apricot が『梅』の英訳語として載っています。
(なんか、植物としてplum よりは apricot に近いらしいんですよ。)

ここには、ume も訳語として載ってました。(そのままですね)
木は an ume tree, 実は an ume ですと。
それでいいなら簡単なんですが、伝わるのかが問題ですね。 

なので、とりあえず梅を知らない人には、ume or Japanese apricot と両方使って説明するのが、分かりやすいかもしれませんね。

では、梅のことに触れつつ梅雨の説明を書きましょう。
Tsuyu or baiu, is the rainy season that precedes summer in Japan.
Tsuyu is written in kanji as ume (or Japanese apricot) rain, because it is also the season when the ume fruit ripens.
「梅雨(つゆ、ばいう)とは、日本の夏の前にある雨の多い季節の事です。
 漢字で梅(=Japanese apricot)の雨と書きますが、これは梅の実が熟す時期でもあるからです。」
(梅雨という言葉の由来は、諸説ありです)

ついでに言うと、
梅、ウメの学名は、Prunus mume です。
Prunus は『サクラ属』のことで、mumeは日本語のウメから来ているそうです。
「梅は、バラ目、バラ科、サクラ属なんですよ。」
Prunus mume is a member of the Rosales, Rosaceae, and Prunus.


英語で「五月病」 は?-💙-つぶやき英単語 1633

(2022.5.30)

『5月病』をWeblioや英辞郎やで調べるとMay blues と出てきます。
blues が『気のふさぎ、憂鬱』ということですね。

でも、5月病って4月に新生活が始まる日本だからこそのものではないでしょうか。
なので、日本の事情を知らない人には、May blues =5月の憂鬱というだけでは伝わらない部分があると思われます。

例えばWeblioの説明のように
blues experienced by college freshmen or workplace recruits shortly after beginning school or work
「新入生や新入社員が学校や会社が始まってしばらくして感じる憂鬱」
のように言って、
Most schools and companies in Japan begin in April.
「大部分の日本の学校や会社が4月に始まる」ことを付け加えれば理解してもらえるのではないでしょうか。

5月に調子が出なかった人も、そろそろエンジンがかかってくるかもしれません。
もう5月も終わっちゃうので、6月は笑顔で過ごせるといいですね。

英語で「鎧兜 よろいかぶと」は?-🎏-#つぶやき英単語 1607

(2022.5.5)

5月5日、こどもの日は昔風に言うなら端午(たんご)の節句です。
端が「はじめ」の意味であり、端午は5月最初の午(うま)の日のことでした。
奈良時代以降、午という文字の音「ご」が五に通じることなどから、5月5日が端午の節句として定着してきたのだそうです。

この日に飾る五月人形には『鎧兜(よろいかぶと)』が付き物ですけれど、
これを英語で一語で言うなら armor になると思います。

Weblioで見ても、armor の訳語に『よろいかぶと,甲冑(かつちゆう)』が出ています。
ここで甲冑は「胴部を守る鎧(甲、よろい)と、頭部を守る兜(冑、かぶと)からなる武具」のことです。

armor は軍事用語の『装甲』の場合も有りますし、英語でarmor と言えば西洋式の甲冑が第一に思い浮かぶかもしれません。
そこで、日本式の『鎧兜』と限定する場合には、samurai armorとでもしておけばいいでしょう。
また、兜も含めた一揃いの鎧兜は、a suit of samurai armor という言い方になろうかと思います。

なお、『兜』はhelmet の一種ですが、文脈上分かりにくければ、
samurai worrier helmet などの言い方がよいかもしれません。

鎧兜を着た男の子のイラスト

例文です。
At the entrance to the clubhouse of a rugby team, Saitama Panasonic Wild Knights, a magnificent samurai armor is displayed as a symbol of the team.
ラグビーチーム、埼玉パナソニックワイルドナイツのクラブハウスの入り口には、チームのシンボルとして立派な侍の鎧兜が飾られています。

Its helmet is adorned with buffalo-like horns and a lightning bolt-shaped ornament.
The team’s color blue is also featured in several places on the armor.
その兜には、水牛のような角と稲妻の形の飾りがついています。
また、鎧兜のところどころにチームカラーの青色が用いられています。

As a fan of Wild Knights, I feel that this suit of armor is sending good energy to the team.
Go Wild Knights!
ワイルドナイツのファンとしては、この鎧兜がチームに良いエネルギーを送ってくれているように感じます。
頑張れ、ワイルドナイツ!

The Samurai armor of Wild Knights



April showers bring May flowers.-🌹-#つぶやき英単語 1605

(2022.5.3)

「5月 ことわざ 英語」で検索すると、
April showers bring May flowers.
「四月の雨は五月の花を咲かせる」というのが出てきます。

これには長めのバージョンもあります。
March winds and April showers bring forth May flowers.
「3月の風と4月の雨が5月の花を運んでくる」

どちらにしても、日本語の「苦あれば楽あり」的な意味のことわざなんですね。

Wictionaryでは、文字通りの花についてのこと以外に拡張されて、
A period of discomfort or hardship can provide the basis for a period of happiness and joy.
「不快や苦難の期間が、幸福や喜びの時期の基礎となることもある」
の意味となることが説明されています。

今いろいろな花が咲いています。
これも、寒い風や冷たい雨に耐えた結果なのかもしれません。
世の中暗い話題も多いですが、きっといいことも有るはずなので、
ほどほどには頑張りたいとは思いますよ、僕も。

それにしても、もう5月なんですね。

英語で「菜の花」は?-🙈-#つぶやき英単語 1593

(2022.4.21)

『菜の花』って英語で何?

これ、rape-flower や rape-blossomと言うようです。
(なんか物騒に聞こえるのだけれど・・・)

rapeseedと言う呼び方も有り、これは『ナタネ』に近い感じですね。
また、rapeの語感を避けて、field mustardや canola flower とも呼ばれるようです。

rape だけで『セイヨウアブラナ』の意味があり、この語源はカブを意味するラテン語のrapa だそうです。(犯罪の方とは語源が違うようです)

菜の花のイラスト

菜の花は狭い意味では、アブラナやナタネの別名なのですが、アブラナ属の黄色い花は、それに限らずにみんな菜の花と呼ばれるようです。

いろいろごちゃごちゃしますが、河川敷などで見られる黄色い菜の花は主にカラシナという種類になるんだそうです。

何にしても、菜の花は桜とともに春を彩る花だと思います。

英語で「だまされやすい」は?-😇-#つぶやき英単語 1573

(2022.4.1)

だまされやすい人というのはいるものですね。
心根がまっすぐな純粋な人ということだと思いますけど、世知辛い世の中ですから、こういう人は気を付けないとね。

『だまされやすい』を辞書で調べると、gullible という形容詞が出ています。
gullibly だと副詞で『だまされやすく』で。
gullibility は名詞で『だまされやすいこと』の意味になります。

使ってみましょう。
Pure and gullible boys like him often become victims of mischief.
「彼のような純粋でだまされやすい少年たちが、しばしばいたずらの犠牲者になる」

エイプリルフールに嘘をつくウェブサイトのイラスト

4月1日は、 エイプリルフール April Fool’s Dayなので、いろいろと嘘のニュース・情報が流されていますね。大半はジョークと分かる笑えるものですが。

April Fool’s Day may exist to test our gullibility.
「エイプリルフールの日は、私たちのだまされやすさを試すために存在しているのかもしれません。」

(パンデミックも国際的な紛争も、何かエイプリルフールのネタニュースのような感じで・・・。あとウィル・スミスの平手打ちも。)