fumigate はバルサンで?―🐛―#気になる英語調べ隊 2380

(2024.12.15)

fumigate という動詞、
辞書サイトMerriam-Webster での定義は以下のようになっています。

to apply smoke, vapor, or gas to especially for the purpose of disinfecting or of destroying pests
「特に消毒や害虫駆除の目的で、煙や蒸気、ガスを使用すること」

この単語の和訳は、
『燻蒸(くんじょう)する、燻蒸消毒する、(煙で)いぶす』になります。

関係する名詞には、fumigation 『燻蒸』、fumigant 『燻蒸剤』があります。

例文です。
I want to fumigate my house to get rid of cockroaches, what should I use?
「ゴキブリ駆除のために家を燻蒸をしたいのですが、何を使えばいいですか?」

The most well-known fumigants in Japan are Varsan or Earth Red, which are sold at drugstores.
「日本で最もよく知られている燻蒸剤はバルサンやアースレッドで、ドラッグストアで売っています。」

ああいうの、どれくらい効くんですかね?
後始末のところが心配だけど・・・。

「局部麻酔、全身麻酔」の英語は?―💉―#気になる英語調べ隊 2347

(2024.7.26)

英語で『麻酔』は anesthesia なので
『局部麻酔』が local anesthesiaで、
『全身麻酔』が general anesthesia です。

anesthetic が形容詞だと『麻酔の』ですが、名詞で『麻酔剤』の意味にもなります。
動詞の anesthetize が『麻酔する』です。

Local anesthesia will be used for the upcoming gastric examination.
「今度の胃の検査では、局部麻酔が使われます」

そうなのさ。なんか検査、不安なんだけど・・・。

サイリューム(サイリウム)の英語―🌟―#つぶやき英単語 2318

(2024.6.30)

アイドルのコンサートなどで観客の持つ光るスティックはサイリュームやサイリウムと呼ばれていますね。

Weblio で『サイリューム、サイリウム』を調べると
これが CYALUME という登録商標から来ていることが分かりました。
一般名としては、光るスティックの意味で glow stick 、light stickや、化学反応で光るので chemical light のようになります。

ただ、紛らわしいのは
『サイリウム』で調べると psyllium という別の単語もあるようです。
これは『オオバコ』あるいはその一種の事や、そこから作られる生薬のことを意味するようです。
サイリウムで検索すると、確かに健康食品的なものがたくさん出てきます。

なので、サイリウムを買ってきてと言われたら
CYALUME (光るスティック)なのか、 psyllium (健康食品)なのかは確認した方がいいかもしれません。
(そんなことは、あまり無いと思うけど)

「薬屋のひとりごと」の薬屋の英語は❓―#つぶやき英単語 2489

(2024.2.25)

アニメや漫画で人気の「薬屋のひとりごと」の英語タイトルは
The Apothecary Diaries だそうです。

apothecaryが『薬屋』の意味なんですね。
この単語は、薬屋の人と店の両方を表すようです。

(他の単語では、薬屋の人の方はpharmacist や druggist とかで、
 店は pharmacy や drugstore になりますね。)

apothecary は英語としては古語になります。
「薬屋のひとりごと」の物語が昔の中国のような時代・場所が舞台なので、
この古い言葉がしっくりくるということでしょう。

ついでに言うと、
ひとりごとの部分は 英語の題では diaries 『日記』のように訳されています。

今、アニメでは数々の出来事が実は関連性のある事件であったことが分かり、
人間関係も含めて盛り上がってきています。

これから、薬屋の物語はどうなるんでしょう?

何にでも効く「万能薬」の英語は❓―💊―#つぶやき英単語 2241

(2024.1.9)

何にでも効く『万能薬』のことを英語では panacea と言うそうです。
発音記号では pæ̀nəsíːə です。
このpanacea は『(あらゆる問題の)解決策』という意味でも使われます。

この他に、cure-all という単語も『万能薬』の意味になります。

使ってみましょう。

In reality, there is no such thing as a panacea for every disease.
「実際には、どんな病気にも効く万能薬など存在しない」

Raising product prices is not a panacea for improving this company’s performance.
「製品価格の引き上げは、この会社の業績を改善する万能薬ではない」

まあ、基本的に何にでも効く薬なんて無いのですから、
そんなものを前提とした話は疑ってかからないといけませんね。

「エキス」の英語は❓-💊-#つぶやき英単語 2033

(2023.6.20)

いろいろな物のエキスが薬やサプリメントに含まれていますが、
この『エキス』は英語では extract と言います。
extract は、他の日本語で言えば『抽出物』です。

エキスとは、動物や植物などの成分を液体(エタノールや水)に浸出させて濃縮したものだそうです。これが抽出ということなんですね。

ちなみに日本語のエキスは、英語から来たのではなく、
抽出物の意味のオランダ語 extract に由来したものだとか。
江戸時代から使われているのだそうですよ。
(英語とオランダ語同じですね。)

『アロエエキス』はaloe extract
『高麗人参エキス』は、ginseng extract です。

使ってみましょう。
This cold medicine contains licorice extract.
この風邪薬には甘草エキスが配合されている。

まあ、クスリもサプリメントも上手く使えばいいと思いますが、
普段から健康的な食事をとるのが一番大切ではないでしょうか。

「毛生え薬」の英語は❓-🙈-#つぶやき英単語 1818

(2022.11.29)

『毛生え薬』は英語で何と言うでしょうか?

hair restorer 、hair growth formula 、 hair growth drug 、hair regrowth agent 等と言うようです。

hair restorer は、restore が『復活させる、復元する』の意味なので
髪を復活させるもの=毛生え薬ということですね。

hair growth formula の formula には薬の『処方』の意味が有ります。

こういう薬に関しては誇大広告や、インチキ薬(snake oil)的なものも多そうです。
きちんと有効成分のはいった商品を選んだ方がいいかもしれません。
男性型脱毛症(AGA=androgenetic alopecia)の治療として、お医者さんにも相談できますし。

例文です。
This hair restorer is an old-fashioned formula, but recent research has confirmed its medicinal effects.
この毛生え薬は昔ながらの処方だが、最近の調査で薬効が確認された。



「麻酔」の英語は?-😵-#つぶやき英単語 1770

(2022.10.13)

『麻酔』は英語で anesthesia です。
発音は æ̀nəsθíːʒə で、アネスシージャに近い感じです。(もちろんシーはth音ですが。)
語源は「感覚の欠如」の意味のギリシャ語だそうです。

形容詞の『麻酔の』は anesthetic で、他動詞の『麻酔する』は anesthetize になります。

さらに、関係する言葉も挙げておきます。
麻酔学、麻酔科 anesthesiology
麻酔医 anesthesiologist, anesthetist
麻酔剤 anesthetic
全身麻酔 general anesthesia / 局所麻酔 local anesthesia
等々

今日、10月13日は「麻酔の日」なんだそうです。

October 13 is “Anesthesia Day”, established by the Japanese Society of Anesthesiologists. This is the anniversary of the world’s first successful operation to remove breast cancer using general anesthesia, performed by the Japanese doctor Hanaoka Seishu.
10月13日は、日本麻酔科学会が制定した「麻酔の日」です。
これは、日本人医師 華岡青洲が世界で初う手術をめて全身麻酔を用いた乳癌摘出手術の成功を記念した日です。

これ1804年、鎖国していた江戸時代の日本でのことですから、まさに偉業です。


栽培してはいけないケシの花の英語-😵‍💫-#つぶやき英単語 1628

(2022.5.25)

ケシには栽培してはいけない品種があります。

禁止されている『ケシ』は、英語では opium poppy と言います。
opiumは『阿片(アヘン)』のことで、日本語でも阿片ケシと呼ぶ場合もあるそうです。
このケシの実が阿片の原料になるわけです。
(そもそもopium の語源はギリシャ語で、「ケシの汁」の意味だそうです。)

なお、poppy とだけ言うと、園芸品種のヒナゲシ cone poppy などもふくみます。
似たような花でも麻薬成分を多く含む危険な品種と、そうではないものがあるのです。

最近、この opium poppy が多く自生しているところが見つかったとのニュースが出ていました。→これ

内容は
As many as 3,500 opium poppy plants, which can be used to make opium, were found growing wild.
「阿片の原料となるケシが3500株自生しているのが発見された。」

ちょっと見ればきれいな花かもしれませんが、危険な作用があるものですのでご注意ください。