英語で「いいカモ」 は?-🏹-#つぶやき英単語 1624

(2022.5.21)

簡単にだまされるような人を『いいカモ』と言いますが、これは英語では何と言えばいいでしょうか?

easy mark という言い方が有ります。

mark はいろいろな意味を持つ単語ですが、『標的、的』の意味も有ります。
なので、easy mark と言えば、本来は『簡単に命中させられる的』のことです。
これが比喩的に、『(簡単にだませる)いいカモ、お人よし』の意味でも使えるということですね。

弓道のイラスト(女性)

また、sitting duck はでも、直訳なら「座っているカモ」ですが、
これは文字通りな感じで『いいカモ』の意味になります。

例文です。
He was an easy mark for the gamblers.
「彼は賭博屋たちにとって、いいカモだった」

He considered the tourists as nothing more than sitting ducks.
「彼は、旅行者をいいカモとしか思っていなかった」

世の中悪い人もいますから、気をつけましょう。

have butterflies in one’s stomach は?-🦋-#つぶやき英単語 1622

(2022.5.19)

オンライン英会話のレッスンで読んだ英文で、
若い時に、ある恋愛映画を見たときのことを
I had butterflies in one’s stomach ・・・
と書いていました。

have butterflies in one’s stomach
直訳ならば「胃の中に蝶がいる」ということですが、Wictionaryの説明では
To experience a certain “fluttery” physical sensation in a person’s stomach, associated with nervousness, uncertainty, anxiety, or apprehension.
となっており、これは
「神経過敏、不安、心配や懸念から、特有のソワソワ・ドキドキした身体的な感覚を経験すること。」のように訳せます。
確かに、大勢の人の前で話すようなときに、緊張で胃の辺が落ち着かなくなるのは、蝶が胃の中で飛んでいるような感覚かもしれません。

ラブレターを持つ男子学生のイラスト

上の恋愛映画の話は、期待や感情移入でドキドキしたということですので、
この表現は、不安とかだけではなく、うれし恥ずかしみたいなソワソワやドキドキに対しても使っていいのですね。恋愛関係では必須のイディオムかもしれません。

例文です。
He had butterflies in his stomach just listening to the girl’s voice.
「彼はその少女の声を聴くだけでドキドキした」

まあ、たまにはドキドキしたりするのは悪くないと思いますよ。
(僕の年だと、心臓発作と区別がつきにくいかもしれませんが)

英語で『霧雨』は?-☔-#つぶやき英単語 1620

(2022.5.17)

『霧雨』を英語で何と言ったらいいでしょうか?
これをWeblioで調べると、drizzle という単語が出てきます。
逆にdrizzle をひくと『 細雨、霧雨、こぬか雨』ですと。

Weblioに、このdrizzle の語源も出ているのですが、
これが「(血の雨が)降る」の意味の古期英語だそうです。
(何それ、こわい)

『霧雨が降る』を言うには。drizzleが動詞として使えます。

例文です。
We often have drizzle at this time of year.
(=It often drizzles during this season.)
「この季節にはよく霧雨が降る」

It was drizzling this morning.
「今朝は霧雨が降っていた」

他に『霧雨』の英語としては、
mist や misty rain という言い方も有るようです。

mist には『かすみ、もや、霧、霧雨』などの意味が有りますので、
日本人的には misty 『霧のような』を使って misty rain とした方が、
分かりやすく『霧雨』っぽいかと思います。

一部では、mizzle というmist とdrizzle の混ざったような単語も『霧雨』の意味で使われるようです。

五里霧中のイラスト

昨日は、霧雨の中出勤。
さほど降っているように見えないのに、じわっと濡れてきて、
少し肌寒い感じでした。

stop and smell the roses は?―🌹-#つぶやき英単語 1619

(2022.5.16)

バラが咲く季節になってきましたね。

バラ rose を含んだ表現で、
stop and smell the roses というのが有ります。

これは直訳なら、「立ち止まってバラの匂いをかぐ」ということですが、
リラックスする、羽を伸ばす』という意味になるそうです。

Wiktionaryでの説明では、
(idiomatic) To relax; to take time out of one’s busy schedule to enjoy or appreciate the beauty of life.
「(慣用句) リラックスすること。
 忙しいスケジュールの中から、人生の美しさを楽しみ味わう時間を取ること。」

使ってみましょう。
If you can’t come up with any good ideas, my advice is to stop and smell the roses.
「いいアイデアが浮かばないなら、少しリラックスした時間をとることをお勧めします」

いくら忙しく動いていても、美しいバラを見たら立ち止まって香りを楽しむぐらいの余裕が欲しいものです。
かえってその後の方が、いろいろ上手くいきそうな気がしますしね。

Stop and smell the roses.

cash cow は?-🐄-#つぶやき英単語 1614

(2022.5.12)

cash cow はどんな意味でしょうか?

cash は『現金、お金』などの意味で、cow は『雌牛、乳牛』ですが、
cash cow は日本語で言えば『金のなる木、ドル箱』のような意味になんだそうです。
(美味しい牛乳が出るのかしら)

Oxfordの辞書サイトの説明では
cash cow
A business, investment, or product that provides a steady income or profit.
「安定した収入や利益が得られる事業、投資や製品」
となっています。

■

例文です。
The vaccine business must be a big cash cow for that pharmaceutical company.
「あの製薬会社にとってワクチン事業は大きなドル箱に違いない」
(世界中でこれだけワクチン使ってるんだからね)

英語で「チョウザメ」は?-📰-#つぶやき英単語 1612

(2022.5.10)

『チョウザメ』は英語では sturgeon だそうです。

Weblioの中に出ている日本語WordNet(英和)によるsturgeonの説明は
肉と卵が価値のある大型原始魚 (large primitive fishes valued for their flesh and roe)
となっています。

roe は『魚の体内にある卵』のことで、チョウザメ sturgeonroe がキャビアcaviar になります。

食品としてのcaviar は「チョウザメの塩漬魚卵 salted roe of sturgeon 」です。

チョウザメのイラスト

最近、琵琶湖で本来生息していないはずのチョウザメが定置網にかかったとのニュースが有りました。誰かが無断で放流したのかもしれません。

実は、チョウザメは日本でも養殖されていて、国産のキャビアも売っているようです。
(たまごかけご飯に合わせるとおいしいとか。)

April showers bring May flowers.-🌹-#つぶやき英単語 1605

(2022.5.3)

「5月 ことわざ 英語」で検索すると、
April showers bring May flowers.
「四月の雨は五月の花を咲かせる」というのが出てきます。

これには長めのバージョンもあります。
March winds and April showers bring forth May flowers.
「3月の風と4月の雨が5月の花を運んでくる」

どちらにしても、日本語の「苦あれば楽あり」的な意味のことわざなんですね。

Wictionaryでは、文字通りの花についてのこと以外に拡張されて、
A period of discomfort or hardship can provide the basis for a period of happiness and joy.
「不快や苦難の期間が、幸福や喜びの時期の基礎となることもある」
の意味となることが説明されています。

今いろいろな花が咲いています。
これも、寒い風や冷たい雨に耐えた結果なのかもしれません。
世の中暗い話題も多いですが、きっといいことも有るはずなので、
ほどほどには頑張りたいとは思いますよ、僕も。

それにしても、もう5月なんですね。

英語で「琴座流星群」は?-🌠-#つぶやき英単語 1594

(2022.4.22)

英語で『~座流星群』と言う場合、星座名に-ids の接尾語がついた形になります。
例えば、オリオン座Orion に -idsがついたOrionidsが『オリオン座流星群』です。
-id はギリシャ語で『~の子供』の意味があるそうです。

lyraはギリシャなどで用いられた竪琴(たてごと)で、
これが星座の名前になったのがLyra 『琴座』です。
-idsのついたLyrids は、琴座の子供たちである『琴座流星群』ということになります。
これに meteor shower 『流星群、流星雨』を合わせて、Lyrid(s) meteor shower という言い方もされます。

今夜あたり、このLyrids =琴座流星群(4月こと座流星群)が見られるかもしれません。

The Lyrid meteor shower will peak from the night of April 22 to the dawn of April 23.
「4月22日夜から23日明け方にかけて、琴座流星群がピークを迎えます。」

流れ星にお願いをする人のイラスト

Why don’t you look up at the sky tonight?
「今夜は空でも見上げてみたらいかがでしょうか」


英語で「菜の花」は?-🙈-#つぶやき英単語 1593

(2022.4.21)

『菜の花』って英語で何?

これ、rape-flower や rape-blossomと言うようです。
(なんか物騒に聞こえるのだけれど・・・)

rapeseedと言う呼び方も有り、これは『ナタネ』に近い感じですね。
また、rapeの語感を避けて、field mustardや canola flower とも呼ばれるようです。

rape だけで『セイヨウアブラナ』の意味があり、この語源はカブを意味するラテン語のrapa だそうです。(犯罪の方とは語源が違うようです)

菜の花のイラスト

菜の花は狭い意味では、アブラナやナタネの別名なのですが、アブラナ属の黄色い花は、それに限らずにみんな菜の花と呼ばれるようです。

いろいろごちゃごちゃしますが、河川敷などで見られる黄色い菜の花は主にカラシナという種類になるんだそうです。

何にしても、菜の花は桜とともに春を彩る花だと思います。

一字違い foul とfowl は?―🐣-#つぶやき英単語 1577

(2022.4.5)

また、一字違いシリーズ。

foul : 発音は fául (ファウル) です。
形容詞として『悪臭のある、不快な、腐った、泥まみれの、汚染した、(パイプや煙突が)詰まった、(言動が)野卑な、不愉快な、(行為・方法が)不正な、卑劣な、反則の、(天気が)悪い』などの意味が有ります。
『不正に』の副詞にもなりますし、『汚す、汚れる』などの動詞としても使えます。
もちろん、名詞で競技の『反則、ファウル』や野球の『ファウルの』の意味も有ります。
これ、語源は「悪臭がする」の意味の古期英語だそうです。
(なるほど、臭いがするくらい汚かったり、卑劣だったりするのですね。)

fowl: 発音は fául (ファウル) ・・・・上と同じです。
こちらは『家禽、ニワトリ、鳥類、鶏肉』の意味です。
動詞でも『野鳥をとる』の意味で使われる場合が有ります。

発音が同じなので紛らわしいのですが、
fowl の方にはwing のw があるから鳥と覚えてもいいかもしれませんね。

ニワトリのキャラクター

無理やり、両方入れた例文です。
Such a foul place is not suitable for raising fowls.
「そんな不潔な場所は、家禽を育てるのに適していません。」

(せめて快適に育ってほしい。)