bite the hands that feeds one は❓-🐶-#つぶやき英単語 1828

(2022.12.8)

bite the hands that feeds one は、
『餌をくれる人の手を噛む、恩をあだで返す』という意味です。

日本語では「飼い犬に手を噛まれる」と言いますが、
この英語表現では逆に「飼い主の手を噛む」のよう噛む側の視点になってるんですね。

使ってみましょう。
He bit the hands that feeds him by stealing money from his boss.
「彼はボスの金を盗んで、恩をあだで返した。」

まあ、手は噛まれたくないですね。
噛みたくもないですけど。

dormouse は?-🐭-#つぶやき英単語 1766

(2022.10.9)

dormouse は『ヤマネ』

Cambridge dictionaryでの説明は以下のようになっていました。
dormouse (複数形 dormice)
a small animal that looks like a mouse with a long tail covered in fur
「毛に覆われた長い尾を持つネズミに似た小動物」

dormouse には半年以上の長い休眠・冬眠(dormant hibernation)をする習性が有り、このことが名前のdorの所に関係しているようです。

最近、このdormouse ヤマネがニュースに出てました。
Rare tree dormouse not seen for 20 years discovered in Austria
「オーストリアで20年間目撃されていない希少なオオヤマネが発見される」

僕の説ですが、
The dormice that were not found for 20 years may have all been dormant throughout that time.
「20年間見つからなかったヤマネたちは、みんなでその間中休眠していたのかも。」
(そんなわけない)

「反芻 (はんすう)する」の英語は?-🐮―#つぶやき英単語 1690

(2022.7.25)

『反芻(はんすう)する』は、「(牛などが)一度飲み下した食物を口の中に戻し、かみなおして再び飲み込む」ことです。

英語で『反芻する』を表す動詞は、ruminate だそうです。

Cattle and sheep ruminate. 
「牛や羊は反芻する」

形が少し変わって ruminant では、『反芻する』という形容詞になります。

Cattle and sheep are ruminant animals.
「牛や羊は反芻する動物だ」

ruminant は名詞として『反芻動物』の意味にもなりますので、
上と同じ意味のことは以下のようにも言えます。
Cattle and sheep are ruminants.
「牛や羊は反芻動物だ」

動詞のruminateは、牛などがやる反芻だけでなく、
考えを反芻するような場合にも使えて、『思い巡らす、よく考える、沈思黙考する』の意味になります。

He ruminated on her suggestion.
「彼は彼女の提案について熟考した」

cash cow は?-🐄-#つぶやき英単語 1614

(2022.5.12)

cash cow はどんな意味でしょうか?

cash は『現金、お金』などの意味で、cow は『雌牛、乳牛』ですが、
cash cow は日本語で言えば『金のなる木、ドル箱』のような意味になんだそうです。
(美味しい牛乳が出るのかしら)

Oxfordの辞書サイトの説明では
cash cow
A business, investment, or product that provides a steady income or profit.
「安定した収入や利益が得られる事業、投資や製品」
となっています。

■

例文です。
The vaccine business must be a big cash cow for that pharmaceutical company.
「あの製薬会社にとってワクチン事業は大きなドル箱に違いない」
(世界中でこれだけワクチン使ってるんだからね)

get someone’s goat は?―🐐―#つぶやき英単語 1561

今日の表現: get someone’s goat 『(人を)イライラさせる、怒らせる』

動物を使ったイディオムには面白いものが多いですね。
この表現を、僕はオンライン英会話 Bizmates のレッスン”Bizmates Discovery”で覚えました。(Bizmates Discovery は、英語の短いエッセーを読んで議論するレッスンです。僕的にはおススメです。)

Oxford の辞書の説明では
get someone’s goat
informal Irritate someone.
「(俗) 誰かをイライラさせる」となっています。

子ヤギのイラスト

この表現でgoat =ヤギですから、直訳であれば「誰かのヤギをとる」というようなことですね。
なんで、これがイライラさせるという意味になるのでしょうか?

実は、牛とか馬とかを大人しくさせるのに、ヤギと一緒にしとくという方法が有るんだそうです。気性が荒かったりで馴らすのが難しい牛や馬の柵の中に、ヤギを入れると大人しくなるんだとか。(何で?)
昔の競馬の世界でも、レース前日に馬をヤギと一緒に馬小屋に入れることで、馬が緊張せずに落ち着くと信じられていたんです。ところが、悪いことを考える人はいるもので、このヤギを盗んでレース前にライバルの馬をいら立たせようする馬主がいたそうです。
まさに、それが 「誰かのヤギを盗る get someone’s goat 」ということで、このイディオムの元になった出来事なんですね。

いろいろな競走馬のキャラクター

この表現、使ってみましょう。
His arrogance really gets my goat.
「彼の傲慢さには本当に腹が立ちます。」

最近イライラするのは側にヤギがいないからなのかも。

ブラックラムズとラム肉-🏉―#つぶやき英単語 1560

(2022.3.19)

今日、熊谷ラグビー場で
リコーブラックラムズ東京と埼玉パナソニックワイルドナイツの試合を見てきました。
結果は、ブラックラムズ 12-29 ワイルドナイツでした。
(🎉)

ブラックラムズ は Black Rams で、このram は『(去勢しない)雄羊』の意味なので、
「黒い雄羊たち」というチーム名なわけです。
(Black Rams、確かに去勢されてない雄羊の感じでした。黒かったし。)

ここで、ちょっと英語の話になるんですが、
「ラムズって、あのチームは羊だよな。
 羊と言えば、ラム肉。マトンより軟らかくて・・・」
というのは全くの間違えです。
ブラックラムズのラムはram ですけれど、
ラム肉のラムはlamb でL始まりです。
ramが『雄羊』で、lamb が『子羊、子羊の肉』。
どちらも羊で、カタカナではどちらも「ラム」です。
(紛らわしいかも)

『羊』はsheep ですけれど、
『雄羊』が ram で、『雌羊』はewe だそうです。
因みに、マトンは mutton で『羊肉』です。

ブラックラムズのRams をLambsと間違えると、雄羊が子羊になってしまうので
要注意ですね。

英語で「琥珀」は?―📰―#つぶやき英単語 1530

(2022.2.20)

『琥珀(こはく)』は宝石の一種で、天然樹脂が化石になったものです。
英語では amber です。

amber には『琥珀(の)』の他にも『琥珀色(の)、(交通信号の)黄色信号』の意味があります。

アメリカのYahoo のニュース記事にこんなのが有りました。

An entire lizard trapped in amber is gazing back at us from 110 million years ago
琥珀に閉じ込められたトカゲが、1億1000万年前の世界から私たちを見つめ返している」

What does this lizard think of the world today from inside the amber?
「このトカゲは琥珀の中から今の世界をどう見てどう思っているんでしょうか?」


dog tag は?―🐶―#つぶやき英単語 1474

(2021.12.22)

dog tag は『犬の鑑札』のことで、首輪につける金属製の迷子札のようなものです。

でも、犬じゃなくてもdog tag をつける場合があるのですよ。

実は、兵士が身に着ける『認識票』のことも dog tag と言うのです。
例えば、戦争中なら戦死者の身元識別に使われるものですね。
この認識票の意味の dog tag は主に米国で用いられる口語的表現で、
正式に言えば identification tag となるようです。
でも、ニュース記事などでも dog tag と普通に使われているんですね。

以下は、第二次大戦中に有名人がつけていた認識票 がオークションで売られたとのツイートですけれど、ここでもdog tag となっています。

Dog Tag worn by Ted Williams in World War II. Sold for $10,500 in February by
@HeritageAuction
「第二次世界大戦でテッド・ウィリアムスがつけていた認識票、
2月にHeritageAuction で10500ドルで売られた。」

ちなみに、テッド・ウィリアムスは、Theodore Samuel Williams はメジャーリーグで3冠王を2回も獲得した伝説的な野球選手で、1941年に彼が規定打席で4割を打って以来、メジャーで規定4割打者は出ていないそうです。そんなスーパースターですが、彼は2度も従軍しています。
テッド・ウィリアムスが最前線に行ったかどうかは分かりませんが、第二次大戦では日本の野球関係者が何人も亡くなっています。このdog tagは、野球どころではなく、命のやり取りをする戦いがあった時代の証拠品のようにも思われます。

今、日本人メジャーリーガーの活躍を見られて、このような dog tag を身に着ける必要のない立場でいられるのはありがたいことだと思います。

Bear collision !?―🚅―#つぶやき英単語 1472

(2021.12.19)

When things move, some things collide.
The collision may stop things from moving.
「動く物があれば、ぶつかる物もあります。
 その衝突で、物が動かなくなることもあります。」

collide は『衝突する』で、collisionはその名詞で『衝突』です。

新幹線はスケジュール通りに動くのが当たり前な感じで、
遅れたり運航が止まるとJRもすぐに理由をアナウンスしますね。
そんなツイッターでのお知らせ(英語版)で、
なんと遅延の理由が Bear collision 「熊との衝突」ですと!

内容はこんな感じです。
11/25/2021 at 20:14, The some of the trains of Akita Shinkansen Komachi Outbound line on Between Morioka and Akita Station is being delayed due to Bear collision on the Tazawako Line.
「2021年11月25日 20:14 秋田新幹線こまち号の下り、盛岡―秋田間の一部列車で、田沢湖線区間での熊との衝突を原因とした遅れが発生しています。」

JRが直に出している情報で Bear collision と言っているので、これが公式な言い方ということでしょう。
(ただ、新幹線の事故に関する情報と知らずにBear collision と聞くと、
熊と熊がバンバンぶつかり合っているのを想像するかもしれません。)

秋田新幹線や山形新幹線では、従来線の線路をそのまま利用している部分があるので、たまに動物との衝突が起こっているようです。
クマやイノシシやシカに「気を付けろ」と言っても事故が無くなるわけではないので、
お互いのために有効な対策が必要だと思います。

liken は?―😍―#つぶやき英単語 1446

(2021.10.25)

liken は動詞で『(~を)(~に)たとえる、なぞらえる』の意味になります。

『同様な、類似の』の形容詞 like に、動詞を作る接尾辞の-en が付いた感じですね。
例えるというのは、同様ということにする、ということでしょうか。

likenの使い方はこんなです。
He often likens himself to a migratory bird.
「彼はしばしば自分のことを渡り鳥にたとえる」

もう一つ
What kind of animal would you liken yourself to?
「どんな動物に自分を例えますか?」

先日、オンライン英会話のレッスンで、起業家や経営者で自分をライオンに例える人がいるという話について議論しました。
で、自分は少なくともライオンではないな、と思いました。
そんなに自信満々だったら、ちょっと怖いです。

If I had to liken myself, I’d say I’m some kind of small herbivore.
「僕が自分を例えるんなら、小さめの草食動物の何かだと思います。」