These cuts smart. は❓-🩹-#つぶやき英単語 60

(2014.8.6)

These cuts smart. は「切り傷が痛む」の意味です。

smart というと、『きびきびした、頭の良い』の意味の形容詞を思い浮かべますが、
『ずきずき(ひりひり)痛む』や『心が痛む、悩む、憤慨する』の意味の動詞としても使われます。
形容詞のsmart にも『(痛みなどが)ひりひりする、刺すような』の意味がも有ります。

例えば、My eyes smarted from the smoke. は「煙で目が痛んだ」です。

smart の語源である古語英語のsmarten は、『痛みを感じる』の意味だそうです。
動詞のsmart の『痛む』の意味は、これを直接引き継いでいるというわけです。

なので、smart の『鋭い、頭が切れる』というイメージは、元の『痛む』という意味から派生したものと考えられます。


Touch-me-not は❓-😊-#つぶやき英単語 59

(2014.8.4)

その名前は、僕が幼かったころの遠い記憶を呼び起こします。
昔住んでいたうちの庭で、初めてそれに触れたときの驚きを・・・。

Touch-me-not
直訳なら「私に触らないで」の意味でしょうが、植物の名前です。

Touch-me-not は『ホウセンカ(ツリフネソウ)』のこと。
触ると種が弾けて飛び散る特徴がある植物です。
英語名は、この性質をうまく表現していると思います。

この植物の俗名になっている Impatiens インパチェンスは「我慢できない」の意味のラテン語から来ており、これも種が飛び散る性質を表しています。
英語のimpatient 『気短な、我慢できなくて』とも関係ありますね。

win by default は?―💪―#つぶやき英単語 56

(2014.8.1)

win by default は『不戦勝になる』ということです。

default には『(競技の)棄権、不出場』の意味があり、
これによって勝つことが win by default =不戦勝ということなのですね。
これで、lose by default なら『不戦敗』です。

default という単語には『(法廷などの)欠席』や『(義務や債務の)不履行』という意味も有ります。

ちょっと違う場面では、PCなどの『初期値、初期設定』のこともdefault と言い、
これはカタカナでそのままデフォルトとして使われています。
デフォルトは「自分で設定作業しない状態のこと」と理解したら、イメージがつながる感じです。

default は共通して「やらない事」なんですね。

bite the bullet は❓-😖-#つぶやき英単語 54

(2014.7.28)

1975年の米国映画 Bite The bullet の邦題は、直訳の「弾丸を噛め」。
Gene Hackman主演の西部劇だそうです。

bite the bullet という表現には、
『じっと苦痛をこらえる、敢然と困難に立ち向かう』の意味が有ります。

研究者の辞書には、「昔、戦場で手術する時、弾丸をかんで痛みをこらえたから」と由来の説明が出ていました。

これ手術が麻酔無しということかと想像したら、
じわっと嫌な汗が出てきませんか?

It’s all Greek to me. は❓-😵-#つぶやき英単語 53

(2014.7.27)

It’s all Greek to me. の意味は、
「それは私にはちんぷんかんぷんだ」です。

直訳なら、「それは私には全くギリシャ語だ」ですけど。
ギリシャ語はアルファベットから違うおので、英語圏の人にとって分からないものの代表になっているようですね。

これ、ジョークとしていろいろ応用が効きそうな面白い表現だと思います。
元はシェークスピア(Shakespeare)の戯曲 「ジュリアスシーザー」らしいので、
さすがの表現力というところでしょうか。

dog days は?-🐶-#つぶやき英単語 50

(2014.7.22)

dog days って何? 犬の日々? 

dog days は『盛夏の時期』という意味です。

北半球で、7月初めから8月中旬まで天狼星 The dog star が太陽とともに出没することから、こういう表現らしいのです。
この星が太陽を活発にして、暑さを呼んでいるようなイメージでしょうか。

天狼星は Sirius。最も明るい恒星だそうです。

そう言えば、例のあのお話に Sirius Blackというキャラクターが名のキャラクターが出てましたけど、彼も犬と関係ある設定でしたよね。👓

Bull market と bear market は?-🐮🐻-#つぶやき英単語 49

(2014.7.20)

bull market は直訳なら雄牛の市場ですが、牛を売っている所ではありません。
これ、株式などの『上げ相場、強気相場』です。

動物が変わって熊になったbear market は、反対の意味『下げ相場、弱気相場』になります。

攻撃の時に牛は下から上に突き上げる形で、熊は立ち上がって下を向くので、上向きのbull market、下向きのbear market ということになったのだそうですよ。

形容詞のbullish 『上向きの、強気の』とbearish 『 下向きの、弱気の』も合わせて覚えておきましょう。

piglet と pig iron の話―🐽―#つぶやき英単語 48

(2014.7.19)

動物の子供の英語名にもいろいろありますが、
ブタは pig で、子ブタは piglet です。

だから、
クマのプーさん Winnie the Pooh の友達の Piglet は、
「こぶた」という名前の子ブタなんですね。

🐖

ところで、pig iron という言葉を知っていますか?

日本語で『銑鉄』、まあ鉄の一種と思ってください。

では、何でpig iron なんでしょうか?
銑鉄の伝統的な製法では、枝分かれした砂型に溶けた銑鉄を流しこんで、
複数の塊を同時に作っていたそうです。

その銑鉄の塊が複数つながっている様子が、子ブタたち piglets が並んで乳を吸っているようだから、pig iron と呼ばれるようになったそうです。

🐖 🐖 🐖 🐖 🐖

この言葉ができた頃は、まだ鉄製品を作る工業と、豚を飼育するような農業とが、もっと近しい関係にあったのかもしれません。
pig iron は技術用語なのに、なんか牧歌的な感じがしますもんね。

The Ugly Duckling は?―🐣―#つぶやき英単語 47

(2014.7.18)

The Ugly Duckling は「みにくいあひるの子」
アンデルセン童話ですね。

カモやアヒルが duck で、その子供がduckling です。

なお、ugly duckling は一般名詞化もしていて
「有望とは思われておらず、成長して美しくなったり優秀になったりする子供」を指すそうです。

duckling のように、英語では動物の子供は大人と違う呼び方をされる場合がよくありますね。
No.46で書いたkid 『子ヤギ』もそうで、大人のヤギならgoat です。

kid はもともと何?―🐐―#つぶやき英単語 46

(2014.7.17)

短めで。

kidの本来の意味は
『子ヤギ』や『子ヤギの肉、皮』‼

kid =『子供、若者』というのは、子ヤギから来たもので、
口語的な表現ということです。