なおエとTungsten Arm O’Doyle と―⚾-#つぶやき英単語 2008

(2023.5.28)

MLB のエンゼルスで、大谷選手が投球や打撃で活躍しても試合に敗れるケースが多く、
こういう試合結果や状況をネットスラングでは「なおエ」と表現するようです。
これは、大谷選手の活躍を伝えた後に、「なおエンゼルスは試合に敗れました」のように試合結果を伝えるニュース番組や記事から来ているのですね

この「なおエ」に当たる表現として、英語では Tungsten Arm O’Doyle (タングステンアーム・オドイル)という言葉がSNSなどでよく出てきます。

これは、2021年に以下のようなツイートがきっかけとなってできたスラングだそうです。
every time I see an Angels highlight it’s like “Mike Trout hit three homes runs and raised his average to .528 while Shohei Ohtani did something that hasn’t been done since ‘Tungsten Arm’ O’Doyle of the 1921 Akron Groomsmen, as the Tigers defeated the Angels 8-3″
(訳)
エンゼルスのハイライトを見るたびに、
「マイク・トラウトが3本のホームランを打って打率を.528に上げ、大谷翔平が1921年のアクロン・グルームズメンのタングステン・アーム オドイル以来となる活躍をして、タイガースがエンゼルスを8-3で破った」という感じです。

この文では、大谷選手がしばしば過去何年・何十年もなかったような記録を達成するのを、Tungsten Arm O’Doyle という架空の名選手以来と表現していて、
そんなパフォーマンスがあってもチームは負けると冗談めかして言っているのです。。

なお、Tungsten Arm O’Doyle は架空の人物ですが、Wikipediaに来歴などが載っています。 (ただしジョークとして。)

この Tungsten Arm’ O’Doyle は、例えばツイッターで次にように使われています。

Saw Trout hit two bombs, Ohtani have three knocks and a pair of stolen bases…and the Angels lose despite having more than twice as many hits. It’s like the Tungsten Arm O’Doyle meme in real life
(訳)
トラウトが2ホーマーを打ち、大谷が3安打と2盗塁を決め、エンゼルスは2倍以上のヒットを放ちながら負けた。まるでタングステンアーム・オドイルのミームが現実になったようだ。
(この場合、meme=ミームはSNS上で広まったスラングやジョークのようなものです。)

今日の試合も大谷選手が先発登板し、そこそこ良い投球だったのですが、
試合結果は・・・。
今シーズン、もうTungsten Arm O’Doyleの名前を聞かないようになれば、
エンゼルスもポストシーズンが見えてくる気がしますけど。

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