razor-thin margin は❓スペイン戦の話題から-🪒-#つぶやき英単語 1824

razor-thin margin  『紙一重の差』

razor は『カミソリ』、thinは『薄い』なので、
razor-thin は『〔かみそりの刃のように〕非常に薄い』や『(得点や得票の差が)わずかの』の意味になります。
margin は『差、余地』です。

なので、razor-thin margin は『わずかな差、紙一重の差』の意味になります。

この表現もWorld Cup のニュースで使われていました。

CBS のニュースタイトル
Germany out of World Cup by razor-thin margin thanks to Japan’s second goal in upset win over Spain
「ドイツ、紙一重の差でワールドカップ敗退。
 日本がスペインに逆転勝ちした試合の二つ目のゴールによって」

*ドイツの敗退がぎりぎりだったというのは、日本がスペインに勝った際の決勝ゴールのことが絡んでいます。三苫選手の折り返しが紙一重の差でインプレーと認められ、そこから生まれた田中選手の決勝ゴールでスペインに勝ちました。その結果、ドイツがグループ内で2位となれず敗退となりました。
その決勝ゴールのギリギリさから、by razor-thin margin という表現になったと思われます。

あのシーンでボールの一部がゴールラインにかかっているためばインプレ―なのですが、ボールがラインにかかっていたのはわずかに1.88㎜だったそうです。

razor-thin marginを使って書いてみましょう。
The Japan team made it to the knockout stage by razor-thick margin, more specifically, by 1.88mm.
「日本チームは、ぎりぎりの差、より具体的には1.88㎜ の差でノックアウトステージに。進出した。

みごとです。

関連投稿→サッカー

マシュマロの花❓-☕-#つぶやき英単語 1823

(2022.12.3)

お菓子の『マシュマロ』は、英語で書くと marshmallow です。
marsh mallowmarsh-mallow と表記されることも有ります

では、これと同じ名前の植物があるのご存知ですか?
植物の方のmarshmallow は、和名では『ウスベニタチアオイ(薄紅立葵)』と言います。

merriam-webstermarshmallow という言葉を調べると、
a pink-flowered European perennial herb (Althaea officinalis) of the mallow family that is naturalized in the eastern U.S. and has flowers, leaves, and roots used in herbal remedies
「アメリカ東部に帰化しているアオイ科のヨーロッパ原産の多年草(Althaea officinalis)で、花、葉、根がハーブ療法に使用されているピンク色の花を咲かせるもの。」
と最初に出ています。

次に
a sweet white confection usually in the form of a spread or small spongy cylindrical pieces now usually made from corn syrup, sugar, albumen, and gelatin but formerly from the marshmallow’s root
「甘い白いお菓子で、通常はスプレッドや小さなスポンジ状の円筒形のものが多く、現在はコーンシロップ、砂糖、卵白、ゼラチンなどから作られていますが、以前はmarshmallow (ウスベニタチアオイ)の根から作られていました。」と書かれています。

要するに、先にmarshmallow という植物が有って、その根を原料としたお菓子がmarshmallow マシュマロと呼ばれるようになったのですね。
それが、原料が変わってもマシュマロと呼ばれていると。

ちなみにmarshmallowのmarsh が『沼地』でmallow が『アオイ』の意味だそうです。
花や植物として興味のある方、写真が見たい方はこちらを→山科植物資料館

オンライン英会話の先生とmarshmallowの花のことを話したら、先生はマシュマロみたいに白っぽい花だから、その名前なのだと思っていたらしいです。

日本の勝利に関する英語表現を拾う。-⚽-#つぶやき英単語 1822

(2022.12.2)

サッカーワールドカップ2022:日本のスペイン戦での勝利について、英語の記事タイトルでどう表現しているか見てみましょう。
Soccer World Cup 2022 : Let’s take a look at how English article titles describe Japan’s victory over Spain.

NHK WORLD News
Japan has defeated Spain in the men’s soccer World Cup, advancing to the knockout stage for the second straight tournament.
「男子サッカーワールドカップで日本がスペインを破り、2大会連続のノックアウトステージ進出を決めました。」

advance to ~『~に進む』
knockout stage『ノックアウトステージ、ノックアウト方式トーナメント』

SPORT BIBLE
New images released shows controversial Japan goal vs Spain was RIGHT to stand.
「日本代表のスペイン戦で物議をかもしたゴールが正しかったことを示す新たな映像が公開されました。」
controversial 『物議をかもす』

New York Times  
How Japan Upset Spain and Knocked Out Germany in the Process
Japan’s victory over Spain produced a stunning outcome:
the elimination of Germany, a former champion.
Spain will also advance to the next round.
「日本がスペインを逆転し、ドイツを敗退させた理由
日本がスペインに勝利したことで、前大会優勝国のドイツがここで敗退するという衝撃的な結果になりました。スペインも次ラウンドに進出することになります。」
stunning outcome『衝撃的な結果』

NHK WORLD News
In the men’s World Cup soccer, Japan’s coach Moriyasu Hajime praised his players’ tenaciousness and self-confidence.
サッカー男子ワールドカップで、日本代表の森保一監督は、選手たちの粘り強さと自信に満ちたプレーを高く評価した。
tenaciousness 『持続する不退転さ』

等々、いくらでもあるのですが、この辺で。
試合が4時からでしたが、僕は朝3時頃から起きてるから、眠たいです。

「負けられない試合」は?-(ò_óˇ)-#つぶやき英単語 1821

(2022.12.2)

『負けられない試合』 は must-win か must-win game

2022.12.2 3:10 — サッカーワールドカップ、日本のグループステージ突破がかかる対スペイン戦。運命のキックオフまで1時間を切りました。

This is the must-win game !

4:50 ハーフタイム 1-0で負けてる。

5:30 2-1で勝ってる!

5:53 勝った?勝った!勝ったー!

すごい。早起きして良かった。

サッカー用語の turnover って❓-⚽-#つぶやき英単語 1820

(2022.12.1)

サッカー用語として turnover を調べると、
Turnover: Turnover is a word used to describe a situation where the ball has changed possession from one team to another
a-comprehensive-glossary-of-the-terms-used-in-soccer
「 turnover とは、ボールの所有権が一方のチームから他方のチームに変わった状況を表現するために使われる言葉です」
のように出ています。
辞書にも、この意味では載っている場合が有ります。(英辞郎とか)

今週、カタカナ語の「ターンオーバー」が、主力選手を休ませるために先発メンバーを大幅に変える作戦の事として使われているのを多く見ました。

サッカーワールドカップで日本がコスタリカ相手に、このターンオーバーをやったのが
敗因じゃないかと議論になっているんですね。

僕の気になるのは、この特定な意味のターンオーバーが英英辞典なんかでも載ってないことです。

近い例では
Despite injuries and significant roster turnover, BIS-Houston’s boys soccer team finished 9-6 overall and made it to the area playoffs in 2022.
「BIS-Houstonの少年サッカーチームは、怪我やメンバーの大幅な入れ替わりにもかかわらず、通算9勝6敗で終え、2022年のエリアプレーオフに進出しました。」
のように確かにメンバーの入れ替わりについては使われてますが、意図したわけではなさそうです。

なので、メンバーの「入れ替え」ということでは使ってもいいと思うんですけれど、
turnover は他の意味のサッカー用語でもあるので、混乱する可能性が有ります。

例えば
「この前の試合の敗因は、あのターンオーバーだ」
The reason we lost that last game was that turnover.
というと、どちらの意味か分かりません。

たぶん、この文は試合の中でボールを失った局面を指しているのですが、
turnover がメンバー入れ替えと思えば。そんな気もするわけですね。
文脈で決まるという感じになります。

なので、先発メンバーの入れ替えのことを、カタカナ語の「ターンオーバー」と言うのがいいのかはちょっと疑問です。
プレミアリーグとかで用語として定着してるのでしょうか。
(そうだとしたら、ソースを教えていただけるとありがたいです。勉強します。)

でも、あやふやなものをカタカナ語で使うよりは、
日本語で「先発選手の入れ替え」と言えばいいんじゃないでしょうかね。