(2022.3.7)
国際的な組織の名称で Organization がついたものもいろいろありますね。
ILOと言えば
International Labor Organization 『国際労働機関』です。
この頃ウクライナ情勢のニュースでも出てくるNATO は
North Atlantic Treaty Organization 『北大西洋条約機構』の略称です。
(ちなみに、NATOの読みは日本語だとナトーですけど、英語だとnéɪṭoʊ ネイトーですね。海外のニュースを聞いててよく分かりました。)
このように、Organization のついた組織名の訳語は「機構」の場合と「機関」の場合が有ります。
これには基準が有って、
国連に関係する組織については、Organizationを慣例的に『機関』と訳しており、それ以外の場合には『機構』とされる場合が多いんだそうです。
国連に関係するUNESCOは、
United Nations Educational,Scientific,and Cultural Organization
『国連国連教育科学文化機関』で、Organization は機関です。
国連関連ではないOPECは、
Organization of Petroleum Exporting Countries
『石油輸出国機構』で、Organization は機構です。
国連関係以外でOrganization を『機構』とするのは、別の単語 Agencyを『機関』と訳すので、これと区別してのことだそうです。