(2021.11.15)
pay は、基本的に『支払う』の意味の動詞ですけれど、
お金とかに関係ない場合でも使われるパターンも有ります。
例えば、「注意を払う」や「敬意を払う」という表現でpay が使われます。
Pay close attention to pedestrians while driving.
「運転中は歩行者に十分注意を払ってください。」
He paid respect to all his clients.
「彼はすべての顧客に敬意を払っていた。」
でも、これらはまだ「払う」という日本語と結びついているから
pay を使っても納得しやすいと思うんです。
これが、pay a visit to という『訪問する、参詣する』の意味の表現になると、
「払う」ってこととのつながりが感じられないので、
なんでこれにpay が入ってくるのか、よくわかりません。
使い方はこんな感じです。
The new prime minister paid a formal visit to the United States.
「新しい首相はアメリカを正式訪問した。」
At that time, many people wanted to pay a visit to the Ise shrine.
「当時、多くの人が伊勢神宮にお参りしたいと願っていた。」
この表現ですが、動詞はmake でも同じような意味になるんですよね。
じゃあ、なんでpay を使うんだろうか?
まあ、四の五の言わずに、そういうものだと覚えてしまうのが正解なんでしょうけどね。