(2021.7.25)
『全知全能』は、omniscience and omnipotence だそうです。
omni-はallの意味のラテン語を語源とする接頭語で、
『全』や『総』ということになります。
omniscienceの science は、ラテン語 scientia (=knowledge)に由来して、『知識、知ること』を表しています。だから、amniscience は「すべてを知っていること=全知」となります。
因みに、science 単独では『科学』などの意味で日常使われているわけですが、この発音は「サイエンス sάɪəns」ですよね。
でも、omniscience だと「アムニシェンス ɑmníʃəns」でscience の部分はシェンスです。
良心の意味の conscience も「カンシェンス kάnʃən」ですから、同じ感じです。
potence の方ですが、この語源はラテン語のpotentia(=power)やpotens (=powerful)と考えられ、『強力な状態、能力』などを意味します。
なので、omnipotence は『全能』になるわけですね。
自作例文です。
Some people believed in God’s omniscience and omnipotence.
「ある人々は、神が全知全能であることを信じていた。」
ついでに言うと『全知全能の』なら、omniscient and omnipotent になります。
Some people believed in an omniscient and omnipotent God.
「ある人々は、全知全能の神を信じていた。」
あまり日常的に使う言葉じゃないですが、
アニメを見ていたら omnipotent という言葉が使われていました。
どこにでも学びの種はころがっているってことですね。