run in the family は?-👨‍👨‍👧‍👦-#つぶやき英単語 1603

(2022.5.1)

今日の表現 run in the family

~ run in the family は『~が家族に遺伝している』という意味の表現です。

カルガモの親子のイラスト

dictionary.cambridge.orgのサイトでの説明では、
If a quality, ability, disease, etc. runs in the family, many members of the family have it:
「ある資質、能力、病気などが run in the family するということは、その家族の多くがそれを持つということ。」

なので run in the family という表現は、遺伝するなら能力でも病気などでも、良い悪いに関係なくこの表現を使っていいようです。

例えば、こんな感じでしょうか。
Stubbornness runs in your family, doesn’t it?
「頑固さは君の家系の遺伝なんじゃないの?」
No, I should say that strong willpower runs in my family.
「いや、強い意志力がうちの家系の遺伝だというべきでしょう。」
(このうちの人はみんな本当に頑固なのかも・・・)

get someone’s goat は?―🐐―#つぶやき英単語 1561

今日の表現: get someone’s goat 『(人を)イライラさせる、怒らせる』

動物を使ったイディオムには面白いものが多いですね。
この表現を、僕はオンライン英会話 Bizmates のレッスン”Bizmates Discovery”で覚えました。(Bizmates Discovery は、英語の短いエッセーを読んで議論するレッスンです。僕的にはおススメです。)

Oxford の辞書の説明では
get someone’s goat
informal Irritate someone.
「(俗) 誰かをイライラさせる」となっています。

子ヤギのイラスト

この表現でgoat =ヤギですから、直訳であれば「誰かのヤギをとる」というようなことですね。
なんで、これがイライラさせるという意味になるのでしょうか?

実は、牛とか馬とかを大人しくさせるのに、ヤギと一緒にしとくという方法が有るんだそうです。気性が荒かったりで馴らすのが難しい牛や馬の柵の中に、ヤギを入れると大人しくなるんだとか。(何で?)
昔の競馬の世界でも、レース前日に馬をヤギと一緒に馬小屋に入れることで、馬が緊張せずに落ち着くと信じられていたんです。ところが、悪いことを考える人はいるもので、このヤギを盗んでレース前にライバルの馬をいら立たせようする馬主がいたそうです。
まさに、それが 「誰かのヤギを盗る get someone’s goat 」ということで、このイディオムの元になった出来事なんですね。

いろいろな競走馬のキャラクター

この表現、使ってみましょう。
His arrogance really gets my goat.
「彼の傲慢さには本当に腹が立ちます。」

最近イライラするのは側にヤギがいないからなのかも。

『穴馬』は?―🐎―#つぶやき英単語 1556

(2022.3.16)

『穴馬』を和英辞典で引いたら何と出ているでしょうか?
『穴馬』とは、競馬で「番狂わせで勝ちをおさめそうな馬」のことですね。

これWeblioで調べると、dark horse と出ています。
ダークホースは、日本語にもなってますね。

Oxfordの辞書の説明では
dark horse  Noun
A candidate or competitor about whom little is known but who unexpectedly wins or succeeds.
「ほとんど知られていないのに予想外に勝ったり成功したりする候補者や競技者」
ということです。

このdarkは、「明らかになっていない=よく知られていない」ということらしいです。

競馬のレースのイラスト

競馬などで「穴馬に賭ける、大穴を狙う」は、 bet on a dark horse と言えるようです。

また、競馬以外でもdark horseは
dark horse candidate  「穴馬的な候補者」のように使われます。

例文です。
He always bets on dark horses.
「彼はいつでも穴馬狙いだ。」

The Japanese film may become a dark horse at this film festival.
「今回の映画祭で、その日本映画がダークホースになるかもしれない。」


under the weather は?―☔―#つぶやき英単語 1555

(2022.3.15)

今日の表現:under the weather
     『体調が悪くて、気分が悪くて、酔っ払って』

体調や気分がすぐれないときに使える表現です。
Oxford の辞書の説明では
under the weather
Slightly unwell or in low spirits.
「すこし体調が悪い、または元気がない」
とのことです。

これ、be 動詞 とかfeel と組み合わせて使われるようです。
こんな感じです。
Our dog is under the weather at the moment.
「今、うちの犬の体調が悪い」
I am feeling under the weather, so I can’t go to the concert.
「体調が悪くて、コンサート行けない」

船酔いのイラスト

一説によれば、under the weather の語源は「悪天候の時の船酔い」に関係しているんだとか。

船に乗って揺られていることを想像するだけでも、ちょっと気持ち悪くなりそうです。
Just imagining being rocked in a ship would make me feel under the weather.    

more or less は?―🍻―#つぶやき英単語 1554

(2022.3.14)

more or less という表現は、
『いくぶん、多少、大体、おおよそ、事実上』などの意味になり、
He was more or less surprised at the news.
「彼はその知らせに多少驚いた。」
We more or less achieved our goal.
「私たちはほぼ目標を達成した。」
のように使えます。

ラグビー選手のイラスト(男性)

熊谷ラグビー場にあるラグビーショップ&カフェ、
Cap Rugger’s CLUBHOUSE KUMAGAYA の事は前にも書いたかもしれませんが、
また最近行きました。

ここでは、テラス席で芝のラグビーグランドを見ながらコーヒーいただけるのですよ。(至福)

で、英語好きの方向けの情報としては、ここの店内のそこここにラグビーに関する名言を英語と日本語で書いてあるプレートが飾ってあるのです。

その中に、more or less を使った名言も有りました。

Beer and Rugby are more or less synonymous.  
「ビールとラグビーはほぼ同義語だ。」 

元All Blacks、Chris Laidlaw選手のお言葉だとかで、
サントリーサンゴリアスの人も喜びそう。

ラグビーとビールは切り離せないということでしょうか。
そう言えば、2019年にラグビーワールドカップが日本で開催されたときに、
外国から来たラグビーファンが豪快にビール飲んでました。

ちなみに、ラガー rugger はrugby のことですが、
ラガービールのラガーは lager なので、別物です。



armed to the teeth は?―😁―#つぶやき英単語 1551

(2022.3.11)

今日の表現:armed to the teeth 完全武装して

このIdiom は、オンライン英会話 Bizmates のレッスンで教わったものです。

英英辞典のサイト(Merriam-Webster.com)で定義を見ると
armed to the teeth 
  carrying many weapons  「多くの武器を携えた」
と出ていました。

そのレッスンでの説明にあったのですが、この表現はできるだけ多くの武器を装備し、歯の間でも持ち歩こうとする武器の使い手から来ているんだそうです。

えー、そんなやついるかと思ったんですけど、
漫画だと両手と口の3刀流の剣士も見たことある気がするので、
本当にそういう人もいたのかもしれませんね。

画像

例文です。
The comic book character is armed to the teeth and really has a sword in his mouth.
その漫画のキャラクターは完全武装していて、本当に口でも刀をくわえている」

英語で『痛しかゆし』は?―😩―#つぶやき英単語 1549

(2022.3.9)

痛しかゆし』という日本語自体、説明が必要かもしれませんが、
これは「(皮膚病などで)かけば痛いし、かかなければかゆい」ことから来ていて、
「二つの方法のどちらをとっても具合が悪い、あるいは、具合のよい面もあれば悪い面もあって、どうしたらよいか困る」というような意味です。

この『痛しかゆし』って非常に日本的な表現のような気がしますが、それでもWeblioで調べると英語の訳語がいくつか出ていました。

その中の一つは mixed blessing という表現です。
逆にmixed blessing を調べると『ありがたいようなありがたくないようなこと』との意味が載っています。
blessing は『恩恵、幸運、ありがたいもの』の意味ですが、
前にmixed 『いろいろなものが混じった』がつくので、ありがたくないものも混じって『痛しかゆし』の意味になるのかしら。

別の訳語としては、choice of two evils というのがあり、直訳なら「二つの悪いことの選択」というような感じでしょうが、これは辞書を逆引きしても『痛しかゆし』と出ていました。

他にdelicate situation という訳語も出ていましたが、「微妙な状況」的な意味ですね。
ちょっとぼんやりしていますが、無難な訳語かもしれません。

かゆい犬のイラスト

作文してみました。
It would be nice to receive chocolate, but you have to give something back, right?
It’s a mixed blessing, isn’t it?
「チョコもらうのはいいだろうけど、何かお返ししなきゃいけないんでしょ?
痛しかゆしじゃない?」

If we raise the price, it won’t sell, and if we don’t raise the price, it won’t be profitable even if it does sell. It’s a choice of two evils.
「値段を上げれば売れないし、上げなければ売れても採算取れない。痛しかゆしだ。」

うーん、痛しかゆしを日本語として使いこなすのが、まず難しい気がします。

when the going gets tough は?―😱―#つぶやき英単語 1544

(2022.3.4)

オンライン英会話でエッセイを読んで内容を議論するレッスンをよくやっています。
ちょっとした長文を音読するので、発音も直してもらえるし、知らない表現もチャックできます。自由に話せるので、お気に入りのレッスンです。

これはその中に出てきた表現の一つです。

when the going gets toughは、「状況が厳しくなった時」という意味になります。

この場合の going は名詞として『状況、進み具合』の意味と考えられます。
get + 形容詞で『~になる』という使い方ができるので、gets tough は「困難になる」ということですね。

📺

例文です。
When the going gets tough, unity of people is needed.
「状況が厳しくなった時こそ、人びとの結束が必要です。」

最近のニュースを見てそう思いました。


英語で「~と仮定して」は?―🤖―#つぶやき英単語 1543

(2022.3.3)

英語を学ぶからには、自分の考えを全て英語で言えるようにしたいと思うのですが、実際には自分の頭の引き出しにある事しか言えないんですよね。

だから、日本語で使っている表現について、英語ではどう言うかを日々考えて、調べて、引き出しの中身を充実させていきたいと思っております。

今日は、『~と仮定して』『~だとすると』に当たる英語表現を考えましょう。

辞書を引くとまず出てくるのがこれです。
Assuming that
Assuming that this bracelet is pure gold, how much would it be worth?
「この腕輪が純金だと仮定して、どのくらいの価値になるのだろうか?」
 Supposing that でも同様に使えます。

On the assumption that
On the assumption that two liquids are mixed uniformly, the final chemical composition should be as follows.
「二液が均一に混合されたとすれば、最終的な化学成分は次のようになるはずだ。」
assumption の所は presumption, supposition にしても同様の意味になります。

👉動詞 assume(presume, suppose) に『仮定する』という意味が有って、
その現在分詞や名詞を使うのが「よくあるパターン」ということですね。

assume のままの形で If we assume that などと言うことができます。
If we assume that his story is true, then some other person is lying.
「もし彼の話が真実だと仮定すると、他の誰かが噓をついていることになる。」

その他にも、
Let’s say using this equipment, we need clean room for it.
「この装置を使うと仮定すると、クリーンルームが必要になる。」
のような表現も有ります。





レモン以外の意味のlemon?―🍋―#つぶやき英単語 1523

(2022.2.13)

lemonという単語はレモンという意味以外でも使われる場合があるのをご存知ですか?

lemon を英和辞典で引いたら第一に出てくる意味は『レモン』なわけですけれど、
口語的な使い方として『できそこない、欠陥品』や『不快なもの(人)』という意味も出てきます。

🍋

Weblioに載ってる例文では
This car’s a real lemon. 「この車は全くの欠陥車だ」

レモンは酸っぱくて普通にパクパク食べられるわけではないので、
フルーツとして一番好きと言う人は少ないと思います。
甘みを加えて飲料にしたり、料理の味を引き締める場合にはモンの良さが出るので、
欠陥品の代名詞のように言うのは酷な気はしますけど。