standings は?-🥇-#つぶやき英単語 1596

(2022.4.24)

スポーツや競技の『順位表』の事をstandings というのですね。

表彰台のイラスト

下に示したのが、今週末の試合が終わった時点での、ジャパンラグビーリーグワンのディビジョン1の順位表なんですが、確かにSTANDINGSと書いてあります。

名詞のstanding には、
Position, status, or reputation『地位、身分、名声』の意味があります。
これは社会的な「立ち位置」のように解釈できます。

競技で言えば、各競技者やチームの「立ち位置」というのが順位ですから、
それをまとめて表した『順位表』が standings になるわけですね。
(複数の順位をまとめているから複数形なんだと思います)

playoffsについて―🏉-#つぶやき英単語 1595

(2022.4.23)

今日の単語: playoffs

playoff (あるいは play-off) の説明をAmerican Heritage Dictionary(ahdictionary.com)で見ると
① A final game or series of games played to break a tie.
② A series of games played to determine a championship.
となっています。
① 同点や同順位の状態を解消するため最後に行われる試合(や一連の試合)
  =(引き分け・同点の時の)決勝試合
② 優勝を決定するために行われる一連の試合
  =優勝決定戦シリーズ
のような意味ですね。

例えば、ゴルフで予定ラウンド終了してトップスコアの選手が複数いる場合に、優勝者を決めるために追加のラウンドが行われるのは、①に当たると思います。

一方、野球などで優勝チームを決定するための一連の試合が予め設定されているのは、②のパターンです。
(上位チームで優勝決定戦をやれば盛り上がりますし、そうなれば儲かります・・・。)
なお、優勝決定シリーズを指すなら、複数の試合があるということですから複数形 playoffs が普通です。

これ、決勝試合や優勝決定シリーズと言ってもいいのですが、日本語でもプレイオフという方が多いと思います。

優勝盾のイラスト

今年、新リーグとなった国内のラグビーでも、優勝を決めるプレイオフが予定されています。

The championship of Japan Rugby League One 2022 will be decided by playoffs among the top four teams in its Division 1.
Saitama Panasonic Wild Knights have already earned enough points to advance to the playoffs after winning the match against Yokohama Canon Eagles on April 23.
The other two teams, Tokyo Sungoliath and Kubota Spears Funabashi Tokyo Bay, have also qualified for the playoffs on points, so the Eagles, Toshiba Brave Lupus Tokyo, and Toyota Verblitz will compete for the last slot in the remaining two rounds.

「ジャパンラグビーリーグワン2022の優勝は、ディビジョン1の上位4チームのプレイオフによって決まります。
4/23の横浜キャノンイーグルスとの試合に勝って、埼玉パナソニックワイルドナイツは既にプレイオフ進出に十分な得点を獲得しました。
他に東京サンゴリアスとクボタスピアーズ船橋・東京ベイのプレイオフ進出も決まっていますので、残りの2節で最後の1枠をイーグルス、東芝ブレイブルーパス東京とトヨタベルブリッツが争うことになります。」

Go Wild Knights !

Wild Knights vs Steelers!(steelerって何?)-🗡-#つぶやき英単語 1589

(2022.4.17)

Steelersと言えば、アメフトのNFLならPittsburgh Steelers なんですが、
日本のラグビーチーム「コベルコ神戸スティーラーズ Kobelco Kobe Steelers』も忘れてはいけません。ちょっと、このチーム名について書きたいと思います。

そもそものところから言うと、
steelは『鋼、鋼鉄』のことです。
この steel という単語は、硬いものの意味の古語英語に由来するようです。

Oxfordの辞書のサイトでの説明では、
steel  (NOUN)
A hard, strong, gray or bluish-gray alloy of iron with carbon and usually other elements, used extensively as a structural and fabricating material.
  (名詞)
構造材や加工材として広く使用される硬くて強い灰色または青みがかった灰色の鉄合金で、炭素を含み通常は他の元素も含有する」
ということになります。
(細かな話ですが、鋼 steel は鉄 ironとは区別して覚えておいてください。)

では、steeler は何なのかというと、
merriam-webster.comの説明では以下の通りです。
steeler (NOUN)
one that steels especially : a smith who steels edged tools
「鋼鉄に関する作業・仕事をする人、特に刃物に鋼の刃をつける鍛冶職人」

ついでに、steelという動詞
to overlay, point, or edge with steel 「鋼鉄で覆ったり、尖った先端や刃をつける」と説明されています。
またこの動詞には
to fill with resolution or determination 「決意を固める」のような意味も有ります。

鉄兜と鎧を着た兵士のイラスト

Pittsburgh Steelers は米国で鉄鋼産業で有名な地域を地元にしていますし、
Kobelco Kobe Steelers は鉄鋼会社である神戸製鋼のチームです。
いずれも、鋼鉄に関係する地域性や会社と言うことから Steelers というチーム名なわけですが、鋼のような体を持つ男たちの集団と見ても間違いではありませんね。

🏉

さて、4/16(土)に熊谷で行われたジャパンラグビーリーグワン第13節、
埼玉パナソニックワイルドナイツ vs コベルコ神戸スティーラーズ 見てきました。
37対31でワイルドナイツの勝利でした。不敗継続です。
鋼のチームらしくスティーラーズがモールで押し込む場面も有り、なかなかのぶつかり合いでした。
ワイルドナイツも良く勝ち切りました。


佐々木投手の達成記録-⚾-#つぶやき英単語 1584

(2022.4.12)

4/10の対オリックス戦で、千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希投手が素晴らしい投球で、いくつもの記録を作りました。

Perfect game 完全試合
19 strikeouts: Tied for the most strikeouts in a game 
 19奪三振=1試合の最多奪三振タイ記録
13 consecutive strikeouts: New record for consecutive strikeouts
 13連続奪三振:連続奪三振の新記録
など。 

Sasaki pitched a perfect game on this day, the first time in 28 years in Japanese professional baseball (NPB). He is the 16th pitcher in NPB history to achieve a perfect game, and at 20 years and 5 months old, he is the youngest ever to do so.
He also struck out 13 consecutive batters in this game, which is a new NPB record. He also tied the record for strikeouts in a single game with 19.
With a fastball over 160 km/h and a sharp fork ball, his perfect pitch count of 105 pitches was truly overwhelming.

佐々木投手はこの日完全試合を達成しましたが、これは日本のプロ野球(NPB)で28年ぶりの快挙だそうです。完全試合はNPB史上16人目で、20歳5か月での達成は史上最年少です。
また、この試合で13連続奪三振をあげていて、これが新記録です。また、一試合の奪三振19個もNPBタイ記録です。
160km/hを超える速球と鋭いフォークボールで球数105球でのパーフェクトは、まさに圧倒的なピッチングでした。


英語で「換算する」は?-⚾-#つぶやき英単語 1582

(2022.4.10)

今日は『換算する』の英語について。

異なる単位や通貨の間で換算が必要な場合が有りますが
この『換算する』を和英辞典で引くと convert という動詞が出ています。

例えば、次のように使われます。
To settle the expenses on my overseas business trip, I converted the amount from dollars to yen at the default exchange rate.
「海外出張の費用清算のため、私は既定の為替レートで金額をドルから円に換算しました」

Ball speed of 100 MPH is approximately 160 km/h when converted to metric units.
「100MPHの球速は、メートル法に換算すると約160km/hです」

因みに、MPHは miles per hour で mile での時速の単位です。
1MPH=1.609344km/h になりますので、100MPHは160.9km/hになります。
(エンゼルスの大谷選手の球速が話題になるので、米国で用いられるマイル時速、MPHにはだいぶ馴染んできた感じです。)

野球のピッチャーのイラスト(オーバースロー)

convertは、他にも『(…を…に) 変える、転換する、(人を)改心させる、転向させる』や『変わる、切り替える、転向する』などの意味にもなります。
名詞は conversion ですね。

なお、convert の語源は、「方向を変える」の意味のラテン語だそうです。

負けるな Wild Knights!―🏉-#つぶやき英単語 1581

(2022.4.9)

日本の国内ラグビーで、ワイルドナイツは実際に行われた公式戦では2020年から一回も負けたことが有りません。
Wild Knights have not lost a single official game played actually on the field since 2020 in Japanese domestic rugby.

今シーズン、コロナ感染のせいで2試合がワイルドナイツの不戦敗となりましたが、これらの中止試合を除くと、ワイルドナイツは2020年から25試合して24勝1引き分けです。
They lost two games by default due to COVID-19 infections this season. Excluding these cancelled games, the Wild Knights have played 25 games since 2020, winning 24 and drawing one.

なので、2019年のラグビーワールドカップからのにわかファンである僕は、ワイルドナイツが実際の試合で負けるのを見たことがありません。
So, as a newbie fan after the Rugby World Cup 2019, I have never witnessed the Wild Knights lose an actual game.

このごろぎりぎりの接戦が続きますが、ワイルドナイツにはできるだけ連勝を伸ばしてほしいと思います。
頑張れ、ワイルドナイツ。
There have been a few close games recently, but I would like to see the Wild Knights extend their winning streak as long as possible.
Good luck, Wild Knights.

Wild Knights vs. Shining Arcs 
April 9, 2022

一字違い foul とfowl は?―🐣-#つぶやき英単語 1577

(2022.4.5)

また、一字違いシリーズ。

foul : 発音は fául (ファウル) です。
形容詞として『悪臭のある、不快な、腐った、泥まみれの、汚染した、(パイプや煙突が)詰まった、(言動が)野卑な、不愉快な、(行為・方法が)不正な、卑劣な、反則の、(天気が)悪い』などの意味が有ります。
『不正に』の副詞にもなりますし、『汚す、汚れる』などの動詞としても使えます。
もちろん、名詞で競技の『反則、ファウル』や野球の『ファウルの』の意味も有ります。
これ、語源は「悪臭がする」の意味の古期英語だそうです。
(なるほど、臭いがするくらい汚かったり、卑劣だったりするのですね。)

fowl: 発音は fául (ファウル) ・・・・上と同じです。
こちらは『家禽、ニワトリ、鳥類、鶏肉』の意味です。
動詞でも『野鳥をとる』の意味で使われる場合が有ります。

発音が同じなので紛らわしいのですが、
fowl の方にはwing のw があるから鳥と覚えてもいいかもしれませんね。

ニワトリのキャラクター

無理やり、両方入れた例文です。
Such a foul place is not suitable for raising fowls.
「そんな不潔な場所は、家禽を育てるのに適していません。」

(せめて快適に育ってほしい。)



一字違い rack と ruck は?-👨‍👨‍👧‍👦-#つぶやき英単語 1575

(2022.4.3)

rackruck は一字違いですが、
rackは、『棚、台』などの意味を持つ単語です。
マガジンラックとかオーディオラックとか日本語でも使われています。
発音は、記号では rǽkで、カタカナの「ク」に近いようです。
rack には『拷問(台)』の意味も有り、動詞として『拷問にかける、(人を)苦しめる』の意味にもあるそうです。

ruck は、『並の人間たち、有象無象の輩、多数』などの意味の単語です。
カタカナで発音を表せば、これも「ク」ですけれど、発音記号は rʌ́k で異なります。
ruckには『(布の)しわ、ひだ』の意味も有るそうです。

★ここで問題です。
ラグビー用語のラックは果たしてどちらの単語でしょうか?

正解はuの方の ruck です。

ラック ruck は、ラグビーのプレーの一つで、ボールが地面にある状態で行われる密集戦のことを言います。
多くの選手が入って誰が誰かわからない「有象無象の輩」的な状態になるので、これがruckと呼ばれるのはイメージとして理解できます。

例文です。
That team dominated in the ruck and scored the final try.
「そのチームはラックで優位に立ち。最後のトライを決めた。」

ruckは、競馬や他の競技での後続集団のことを指すことも有るそうです。
言い方は良くないですが、後続の集団は「有象無象」的な感じがするので、これも理解できますね。

white knight は? -⚔―#つぶやき英単語 1572

(2022.3.31)

white knight は『救済者』の意味になるそうです。
騎士が助けに来るんですね。白馬に乗っているイメージかな。

(会社の救済の場合には、white knight は『救済会社』の意味になります。)

 全国ラグビー高校選抜大会の決勝、報徳学園vs東福岡が熊谷ラグビー場で3月31日に行われる予定だったのですが、大会中に東福岡が対戦したチームにコロナ陽性者が出たことから同校に出場辞退勧告が出て、30日夜の時点で試合中止と報徳学園の不戦勝優勝が決まりました。
 この大会では東福岡以外にもコロナ陽性者で出場辞退になった高校が有り、公平性の観点からも決勝戦だけ公式の大会規則を曲げることは難しかったと推察されます。それにしても、高校生の選手たちにとって酷な事態になっていたわけです。

 ここからwhite knight の話になるのですが、非公式での動きとして、熊谷ラグビー場を本拠とするジャパンラグビーリーグワンの埼玉ワイルドナイツが、隣接するさくらオーバルフォートの練習場に両校を招待し、代わりの練習試合を催すことになりました。この中で、東福岡の選手のPCR検査陰性を確認し安全にも最大限の配慮が払われました。審判や得点係もワイルドナイツの選手が務め、youtubeでの配信にも選手やスタッフが協力しています。

 試合では両校の選手が力を尽くし、結果として東福岡が37―10で報徳学園に勝利しました。両校の選手に拍手。

 これは公式の決勝ではないわけですが、大会史上でも語り継がれる出来事となったのではないでしょうか。困難な状況の中で、これを実現するために力を尽くしたワイルドナイツのチーム関係者や多くの方たちに感謝したいと思います。

The way the Wild Knights supported those high school rugby players was exactly that of the white knights. It may be an exaggeration, but they may have saved Japanese rugby culture and its future as well.
「ワイルドナイツが高校生ラグビー選手をサポートしたのは、まさに救済者のようでした。これは大げさかもしれませんが、彼らは日本のラグビー文化とその将来も救ったかもしれません。」

英語で「接戦を制する」は?-🏉-#つぶやき英単語 1569

(2022.3.28)

今日はスポーツなどで使われる『接戦を制する』について:

close game や tight game が『接戦』なので,
win a close game (tight game) が『接戦で勝つ』になります。

他に、『辛勝する、僅差で勝つ』を意味する動詞のedge も使えます。
edgeedge out の形でも使われます。

ラグビーボールのイラスト

使ってみましょう。

Saitama Wild Knights edged Shizoka Blue Revs in Japan Rugby League One yesterday.
The visitor, Wild Knights, won a close game by 26 to 25 in the game.
They completed the come-from-behind victory in the last minute.
「昨日、ジャパンラグビーリーグワンでは、埼玉ワイルドナイツが静岡ブルーレブスを僅差で下しました。ビジターのワイルドナイツは26対25の接戦を制しました。
彼らは、終了間際に逆転し勝利をものにしました。」

実話です。ワイルドナイツがラストプレイのコンバージョンキックで逆転して1点差勝ち。
すごい試合でした。

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